「歯科矯正よりも早く歯並びを整えたい」
「歯並びだけじゃなく歯も白くしたい」
このような悩みをもつ方に人気なのが「セラミック矯正」です。
セラミック矯正とは、セラミックの被せ物で歯並びを整える方法のこと。
本記事では、セラミック矯正についてわかりやすく解説します。
メリットや目安費用なども解説するので、セラミック矯正を検討中の方はこの記事を参考にしてみてください。
セラミック矯正とは
セラミック矯正とは、「歯にセラミッククラウンを被せる」または「薄いセラミックの板を歯に貼る」ことで歯並びの見た目を整える方法です。
「クイック矯正」とも呼ばれ、その名の通り、ワイヤー矯正やマウスピース矯正よりも短期間で見た目を整えられます。
なお、セラミック矯正は厳密的には「歯科矯正」ではありません。
診療内容区分としては、ワイヤー矯正やマウスピース矯正のように自分の歯を動かして整える「歯科矯正」に対し、差し歯にして見た目を重視して治療する「審美治療」のひとつに数えられます。
セラミック矯正のメリット
セラミック矯正のメリットは以下の通りです。
- 短期間で歯並びが整う
- 色や形を希望できる
- 後戻りしない
通常の歯科矯正では、治療に3年ほどかかることもあります。
しかし、セラミック矯正では2週間〜3ヶ月ほどで気になる歯並びを改善できます。
その際、歯の白さや形を患者様の希望にそって作ることも可能です。
神経を取って変色した歯や虫歯治療の詰め物の変色など、歯の色が気になっている人も、芸能人のような白い歯を手にできます。
また、歯科矯正のように歯の位置を動かすわけではないため、後戻りも起こりません。
セラミック矯正のデメリット
セラミック矯正のデメリットは以下の通りです。
- 歯を大きく削る
- 神経を取ることがある
- 永久的なものではない
セラミッククラウンを被せる場合、ご自身の歯を土台の形まで大きく削らなければなりません。
土台作成後、冷たいものがしみる知覚過敏が起きることもあります。
なお、知覚過敏が懸念される場合は、あらかじめ神経を取ってしまうこともあります。
神経を取ると歯がしみることはありませんが、土台が虫歯になっても痛みに気付けなかったり、歯に栄養が行き届かず歯が折れやすくなったりするリスクが高まります。
歯は一度削ると元に戻せないので、デメリットやリスクを理解したうえで決定することが大切です。
また、セラミック冠は永久的なものではなく、寿命(10年が目安)がある点も理解しておきましょう。
セラミック矯正の費用と期間
審美目的のセラミック矯正は自費診療です。
セラミック矯正にかかる主な費用と期間の目安は以下の通りです。
<セラミック矯正にかかる主な費用>
費用目安/1本 | 期間目安/1本 | |
神経を取る処置 | 5,000円前後 | 1週間〜2週間 |
土台作成 | 1万〜1.5万円 | 即日〜1週間 |
仮歯 | 1,000円〜5,000円 | 即日〜1週間 |
セラミッククラウン | 8万〜18万円 | 1週間〜2週間 |
トータル | 前歯6本で30万〜70万円 | 約2週間〜3ヶ月 |
また、治療費はセラミックの素材や治療法によっても大きく異なります。
<セラミックの種類別費用目安>
セラミックの種類 | 費用目安/1本 |
オールセラミック | 10万〜20万円 |
ジルコニア | 10万〜15万円 |
メタルボンド | 8万〜15万円 |
セラミック矯正の流れ
セラミック矯正の一般的な流れを解説します。
<セラミック矯正の一般的な流れ>
- カウンセリング・検査
- 土台作り
- 型取り
- 仮接着
- 本接着
1:カウンセリング・検査
まずは、歯科医院でカウンセリングと検査を受け、セラミック矯正についての説明をしてもらいます。質問や疑問があればこの段階で解決しておきましょう。
<カウンセリングの内容例>
- セラミック矯正のメリットやデメリットの説明
- セラミックの種類別の料金や、かかる費用・期間についての説明
- なりたいイメージを伝える
- 虫歯・歯周病の確認
- レントゲン写真や口腔内写真を撮影し、骨の状態などを検査
2:土台作り
歯科医師の判断のもと、歯を削る前に仮歯の型取りをすることもあります。
歯を大きく削り込む場合もあるので、知覚過敏などのリスクを考えて先に神経を取ることも。
その場合は、少なくとも2〜3回の通院が必要です。
神経の処置終了後、歯を削って土台の形にしたり、レジンなどを盛って土台の形を作ったり、セラミッククラウンを被せるための形に整えていきます。
3:型取り・色味チェック
セラミッククラウンの型取り・色味のチェックを行います。
セラミッククラウンが届くまでは仮歯(1週間〜2週間目安)で過ごします。
仮歯は取れやすいので、食事や歯磨きの際は注意しましょう。
4:仮接着
届いたセラミッククラウンの形や色味に問題がなければ、仮止めで1週間ほど経過観察をします。
太陽光の下や部屋の中での見た目や噛み合わせなどを確かめてみましょう。
5:本接着
仮止め期間が問題なく過ごせたら、本接着をして終了です。
セラミッククラウンが欠けていないか、土台部分が虫歯になっていないかなど、長持ちさせるためにも定期検診を受けましょう。
まとめ
セラミック矯正は短期間で白く美しい歯が手に入る方法です。
しかし、健康な歯を削るので、知覚過敏や歯が折れやすくなるリスクはあります。
歯は一度削ると元には戻せないため、よく検討しセラミック矯正が得意な歯科医師に相談するようにしましょう。
また、歯科矯正の費用がネックでセラミック矯正を検討されている方は、部分矯正やデンタルローンの利用で負担額を軽減できるかもしれません。
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