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ホワイトニングの「失敗」は4つに分かれる|ムラ・白い斑点の正体と直すべきもの

鏡を見て、歯に白っぽい斑点があることに気づく。よく見ると、歯と歯ぐきの境目あたりの色も他と違う気がする。以前は気にならなかったのに。ホワイトニングによって歯が傷んだのではないか、と一気に不安になります。しかも今夜も装着すべきかどうかを、その場で決めなければなりません。

先に結論を書きます。「失敗」と呼ばれている状態は、4つの異なるものに分かれます。そして、そのうち直すべきものは1つだけです。残りの3つは、時間で戻る一時的な現象、もともとあったものが目立つようになったもの、そして進行の途中にある状態です。まずは自分の症状がどれかを判定するところから始めましょう。

目次

「失敗」と呼ばれるものは4つに分かれる

全体像を先に示します。

種類何が起きているか戻るか対処
① 一時的な現象装着中に歯の水分バランスが変化している時間で戻るそのまま様子を見る
② もともとあったものの顕在化施術前からあったものが目立つようになった戻らないが、新たに生じたのではない方針を相談する
③ 進行の途中白くなりやすい部分が先に変化している続けると揃うことが多い続ける
④ 手順の問題薬剤が均等に届いていない直せる条件を直す

このうち①③は待てば解決に向かい、②は新たに生じたものではありません。実際に直すべきなのは④だけです。

順に見ていきます。

①一時的な現象|装着中の水分バランスの変化

最も多く、そして最も戻りやすいのがこれです。

マウスピースを装着しているあいだ、歯は唾液や空気に触れない状態が続きます。このとき、歯の水分バランスが一時的に変化し、白っぽくムラがあるように見えることがあります

これは歯の色そのものが変わったわけではなく、見え方の変化です。マウスピースを外して時間が経てば、元に戻ります。

施術直後の歯が特に白く見えるのも、同じ系統の現象です。仕組みについては「ホワイトニングで歯が白くなる仕組みは2つある|色素の分解と、一時的な見え方の違い」で説明しています。歯の表面が一時的に変化する仕組みについては「ホワイトニングで歯がもろくなる?噂の出どころと、実際に歯を傷める行為の違い」でも扱っています。

外した直後に判断しない

実務的な助言として、マウスピースを外した直後に鏡を見て判断しないでください。この時点はムラが最も目立つタイミングです。

数時間から1日ほど経ってから、あらためて確認してみてください。それで目立たなくなっていれば、①に該当します。

②もともとあったものの顕在化|新たに生じたのではない

次に多いのがこれで、そして最も不安を呼びやすいものです。

ホワイトスポット

歯の表面にある境界のはっきりした白い斑点を、ホワイトスポットと呼びます。脱灰、初期のむし歯、エナメル質の形成の状態などによって生じるものです。

ここが重要な点です。ホワイトスポットは、ホワイトニングによって新たにできたものではありません。 施術前から存在していたものが、周囲の歯の色が明るくなったことで、コントラストが変わって目立つようになった状態です。

以前は気にならなかったのに急に見えるようになった、という感覚は自然なものです。周囲との色の差が変わったためで、斑点そのものが増えたり濃くなったりしたわけではありません。

なお、ホワイトスポットが初期のむし歯によるものである場合、治療の対象になることがあります。この判断は診察が必要です。むし歯とホワイトニングの関係については「虫歯があるとホワイトニングはできない?受けられない理由と、治療との正しい順番」で整理しています。

詰め物・被せ物

人工物は薬剤では色が変わりません。周囲の天然歯が明るくなるほど、その部分だけが取り残されて見えます。

これも「新たに変色した」のではなく、差が広がったことによるものです。人工物と天然歯の違いについては「歯の黄ばみを取る方法は原因で変わる|表面の着色と内部の色の見分け方から解説」で説明しています。

変色している歯

薬剤や外傷の影響で変色している歯は、周囲の歯と変化のしかたが異なります。そのため、進むほど差が目立つことがあります。

3つに共通すること

いずれも、ホワイトニングが作り出したものではなく、見えるようになったものです。歯が傷んだわけではない、という点は押さえておいてください。

③進行の途中|先に変わる部分と後から変わる部分

3つ目は、進み方の差によるものです。

歯は場所によって厚みや構造が違います。先端の部分、歯と歯ぐきの境目、歯の中央部分では、薬剤の届き方や変化の起こり方に差が出ます。

そのため、白くなりやすい部分が先に変化し、進行の途中では部分ごとの差が現れます。この段階でムラとして見えることがあります。

ただし、続けることで変化の遅い部分も追いついていき、ムラは解消する場合が多くなります。ここで中止すると、揃う前に止めることになります。

判定の目安は、全体としては明るくなっており、部位ごとに進み方の差があるという状態です。特定の場所だけがまったく変わっていないのであれば、次の④の可能性があります。

④手順の問題|直すべきはこれ

4つ目が、実際に対処が必要なものです。薬剤が歯に均等に届いていない状態を指します。

マウスピースが合っていない

マウスピースが浮いていたり、形が合っていなかったりすると、薬剤が一方向に流れます。その結果、根元や歯の角の部分に薬剤が届きにくくなります。

装着したときに浮いている感じがある、緩い、特定の場所だけ縁が当たる。こうした感覚があれば、適合を確認する価値があります。マウスピースについては「ホームホワイトニングのマウスピースはどう作る?市販との違い・費用・通わずに作る方法」で整理しています。

ジェルの量が適切でない

少なすぎれば歯全体に行き渡らず、届かない部分が出ます。逆に多すぎると、はみ出して歯ぐきに触れる原因になります。

適量の目安と入れ方については「ホームホワイトニングのやり方|ジェルの量・装着時間・使用後のケアを手順で解説」で具体的に説明しています。

判定の目安

④に該当するのは、同じ場所だけが毎回変化しない、あるいは特定の方向にだけ差があるという場合です。たとえば右側だけ進みが遅い、根元だけ変わらない、といった偏りが見られるときです。

これらは条件を直せば対応できます。自分でマウスピースを削ったり調整したりせず、相談してください。

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自分の症状はどれか|見分け方

4つの特徴を並べると、判定できます。

症状の特徴可能性が高いもの
外した直後だけ目立ち、時間が経つと薄れる① 一時的な現象
境界のはっきりした白い斑点で、位置が変わらない② 顕在化
特定の歯だけ色が違う(治療跡がある歯)② 顕在化
全体は明るくなっており、部位ごとに進み方が違う③ 進行の途中
同じ場所だけ毎回変化しない、特定の方向に差がある④ 手順の問題

なお、複数が重なっていることもあります。たとえば、進行の途中(③)でありながら、もともとのホワイトスポット(②)も目立っている、という状態です。

判定がつかない場合は、自己判断で結論を出さずに相談してください。

続ける・止める・相談するの判断

今夜どうするか、という判断に落とし込みます。

状況対応
①③と判定できる続けられる場合が多い
②と判定できる続けても該当部分は変わらない。方針を相談する
④と判定できる条件を直してから続ける
判定がつかない/症状を伴う/急に変化した自己判断で続けず相談する

①と③であれば、続けることで解決に向かう可能性が高くなります。

②の場合、続けても人工物や斑点そのものは変わりません。周囲との差をどう扱うか(作り替える、そのままにする、別の方法を検討する)を相談することになります。

④の場合は、条件を直してから続けます。

そして、しみる症状を伴っている場合や、判定がつかない場合は、自己判断で続けないでください。しみる症状の扱いについては「ホワイトニングで知覚過敏になる仕組み|原因別の対処法と、続ける・止めるの判断基準」で整理しています。

逆に、自己判断で止めてしまうことにも注意が必要です。 ③であれば、続ければ揃った可能性があります。止める前に一度確認するほうが、それまでの進行を無駄にしません。

なお、ムラではなく「全体的に変化していない」という場合は、別の論点になります。この場合は「ホームホワイトニングが白くならないとき|直せる原因と直せない原因を順に確認する」で扱っています。

東京新宿矯正歯科での対応

当院の構成と、気づいたときの相談についてご説明します。

ホワイトニングキットのマウスピースは、歯型をとって作るオーダーメイドです。市販の既製品と比べて歯の形に沿うため、薬剤が偏りにくい設計になっています。これは④の原因への備えにあたります。

ムラや斑点に気づいた時点で、LINEやビデオ通話で歯科医師に相談できます。来院せずに、その日のうちに確認できるため、装着を続けるかどうかを迷ったまま夜を迎えずに済みます。相談すること自体は大げさではありません。早い段階のほうが、条件の調整で対応できる余地が残ります。

費用はマウスピースをお持ちの場合が月々11,000円(税込)、お持ちでない場合は初月22,000円(税込・マウスピース作成込み)で次月以降が11,000円(税込)です。マウスピースの作成が必要な場合のみ来院となり、来院は最低1回※です。

※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります

※ホームホワイトニングは保険適用外の自由診療です。標準費用はマウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込))。期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。副作用・リスクとして、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。効果や感じ方には個人差があります。

歯科医院で受ける方法もご用意しているため、方法の変更についてもご相談いただけます。

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ホワイトニングのムラ・白い斑点に関するよくある質問

白い斑点はホワイトニングでできたものですか?

境界のはっきりした白い斑点(ホワイトスポット)は、多くの場合、施術前から存在していたものです。周囲の歯の色が明るくなったことでコントラストが変わり、目立つようになった状態です。新たに生じたわけではありません。ただし、初期のむし歯によるものである場合は治療の対象になることがあるため、確認を受けてください。

ムラは元に戻りますか?

種類によります。装着中の水分バランスの変化によるものは、外して時間が経てば戻ります。進行の途中によるものは、続けることで揃っていく場合が多くなります。一方、もともとあったものが目立つようになった場合は、周囲との差自体は残ります。

今夜も続けていいですか?

外した直後だけ目立って時間が経つと薄れる場合や、全体が明るくなっていて部位ごとに進み方が違う場合は、続けられることが多くなります。ただし、しみる症状を伴う場合や、判定がつかない場合は、自己判断で続けずに相談してください。

人に気づかれますか?

装着中の水分バランスによるムラは、外して時間が経つと目立たなくなるため、日中に気づかれる可能性は低くなります。ホワイトスポットについては、もともとあったものが目立つようになった状態であり、その程度は元の斑点の大きさによります。気になる場合は、対応の選択肢を含めて相談してください。

続ければ揃いますか?

進行の途中による差であれば、続けることで変化の遅い部分も追いつき、揃っていく場合が多くなります。ただし、もともとあったものの顕在化や、手順の問題による偏りは、続けるだけでは解消しません。まず種類を判定してください。

一度できたムラを消す方法はありますか?

種類によって対応が変わります。一時的な現象であれば時間で戻ります。手順の問題であれば、条件を直すことで揃っていく可能性があります。ホワイトスポットについては、状態によって別の処置が選択肢になることがあります。人工物との差については、明るくなった色に合わせて作り替えるという方法があります。いずれも診察のうえで判断することになります。

まとめ|4つに分ければ、次にすることが決まる

ホワイトニングで「失敗」と呼ばれるムラや白い斑点は、4つに分かれます。装着中の水分バランスによる一時的な現象、施術前からあったものが目立つようになった顕在化、白くなりやすい部分が先に変化している進行の途中、そして薬剤が均等に届いていない手順の問題です。

このうち直すべきなのは4つ目だけです。1つ目は時間で戻り、3つ目は続けることで揃っていく場合が多く、2つ目はホワイトニングが作り出したものではありません。

見分けるには、外した直後だけ目立つのか、位置が変わらない斑点なのか、部位ごとに進み方が違うのか、同じ場所だけ変化しないのかを確認してください。判定がつかない場合や症状を伴う場合は、自己判断で続けず、また自己判断で止めずに相談することをおすすめします。ホワイトニングで起こりうる不利な面の全体像は「ホワイトニングのデメリット一覧|一時的なもの・続くもの・対処できるものに分けて解説」に、期待と結果のズレについては「ホワイトニングで後悔するのはなぜ?期待と結果のズレが生まれる4つの局面」にまとめています。

東京新宿矯正歯科のホワイトニング
各線「新宿駅」から徒歩5分。クリニックで施術する「オフィスホワイトニング」と、自宅で続ける「ホームホワイトニング」の両方に対応しています。目指す白さや生活スタイルに合わせて、当日ご相談のうえプランをお選びいただけます。

メニュー費用(税込)内容
オフィスホワイトニング
(スタンダードプラン)
4,980円〜
(3回施術の総額 14,940円)
過酸化水素配合のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します
オフィスホワイトニング
(ブーストプラン)
16,500円過酸化水素35%のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します
ホームホワイトニング初月11,000円
(マウスピースをお持ちでない場合は初月22,000円)
次月以降 11,000円/月
オンライン診療のうえ、オーダーメイドマウスピースとホワイトニングジェル(濃度10%)を自宅へ配送します

※オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングはいずれも保険適用外の自由診療です。
※オフィスホワイトニングで使用するホワイトニング剤は国内未承認医薬品です。国内で同等の承認医薬品はありません。米国の正規輸入商社を通じて入手しており、米国FDAにおいて安全性が確認されています。
※リスク・副作用:個人差がありますが、一時的に歯がしみる場合があります。本製品による副作用は、国内医薬品副作用救済制度の対象外です。ホームホワイトニングでは、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。
※詰め物・被せ物・差し歯には十分なホワイトニング効果は期待できません。
※効果の程度・持続期間には個人差があります。ホームホワイトニングの標準費用は、マウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合)。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込)がかかります。
※期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、診療にもとづいて決定されます。

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