通院の回数が少なく、月額で始められる。自宅でできる方法に傾いていたところで、条件を見て手が止まることがあります。1日2時間の装着を、1〜3ヶ月。過去にジムや学習アプリの会費を払いながら続かなかった記憶があると、また同じことになる予感がよぎります。しかも今回は、先に払ってから始めることになります。
ただ、一般に挙げられるホームホワイトニングのデメリットを並べてみると、その多くは歯科医院で受ける方法にも共通するものです。ホームだけに固有のものは、実はひとつに集約されます。進行が自分の継続にかかっていることです。ここではまず共通のものと特有のものを切り分け、そのうえで続かなくなる原因を分解して、それぞれの対処を見ていきます。
挙げられるデメリットの多くは、ホーム特有ではない
まず整理します。ホワイトニングのデメリットとして挙げられる項目を、ホーム特有かどうかで分けてみます。
| デメリット | ホーム特有か |
|---|---|
| 歯がしみることがある | 共通(濃度が違うため出方は変わる) |
| 費用がかかる(自由診療) | 共通 |
| 色が時間とともに戻る | 共通 |
| 詰め物・被せ物は白くならない | 共通 |
| 効果に個人差がある | 共通 |
| 毎日の装着が必要 | ホーム特有 |
| 判断を自分でしなければならない | ホーム特有 |
| 変化がゆるやか | ホーム特有 |
上の5つは、歯科医院で受ける方法を選んでも同じように付いてきます。方法を変えても避けられないため、ホームを選ぶかどうかの判断材料にはなりません。これらの詳細については「ホワイトニングのデメリット一覧|一時的なもの・続くもの・対処できるものに分けて解説」で3つに分類して整理しています。
下の3つが、ホームを選んだ場合にだけ出てくるものです。そして、この3つはさらにひとつの構造にまとめられます。
ホーム特有のデメリット|進行が自分の継続にかかっている
歯科医院で受ける方法は、行けば進みます。施術するのは自分ではなく、予約の日に行けばその回の分は完了します。
自宅で行う方法は、そうではありません。自分がやらなければ、その日は進みません。マウスピースを装着するのも、時間を計るのも、ジェルを入れるのも自分です。
この違いが、ホーム特有の3つのデメリットすべての源になっています。毎日の装着が必要なのも、判断を自分でしなければならないのも、変化がゆるやかで実感が持てないのも、進行が自分の手に委ねられているからです。
ここで押さえておきたいのは、これは意志の強さの問題ではないということです。構造としてそうなっている以上、「気合いで続ける」という対処では解決しません。続かなくなる原因を分解して、それぞれに手を当てるほうが現実的です。
続かなくなる5つの原因
「面倒だから続かない」とまとめられがちですが、実際には性質の違う原因が混ざっています。
| 原因 | 種類 |
|---|---|
| ① 時間の確保が難しい | 生活の問題 |
| ② 変化が見えにくく実感が持てない | 情報の問題 |
| ③ 判断を自分でしなければならない | 情報の問題 |
| ④ 食事制限が毎日反復する | 生活の問題 |
| ⑤ やめても誰にも気づかれない | 仕組みの問題 |
①時間の確保が難しい
1日2時間という条件は、生活のどこかを空ける必要があります。夜に装着する場合、夕食後から就寝までの時間帯にかかることが多くなります。
この時間帯は、家事、入浴、家族との時間と重なります。予定が読めない日が続くと、装着のタイミングが後ろにずれ、そのうち抜けるようになります。
②変化が見えにくく実感が持てない
自宅で行う方法は、変化がゆるやかに進みます。そして、毎日自分の歯を見ているため、少しずつの変化は認識しづらくなります。
つまり、やっていることの手応えが得られないまま続けることになります。ここが継続を難しくします。効果がないのではなく、変化のペースと確認の方法が噛み合っていない状態です。どのくらいで何が起こるかについては「ホームホワイトニングの効果|変化までの期間・どこまで白くなるか・持続をそれぞれ解説」で3つに分けて整理しています。
③判断を自分でしなければならない
しみたとき、続けていいのか休むべきか。やり忘れた日があったとき、どう扱うか。ジェルの量はこれで合っているのか。
歯科医院で受ける方法なら、その場に確認できる相手がいます。自宅では、これらの判断を自分ですることになります。判断できないまま迷い、その状態が続くと、自然に止まります。
④食事制限が毎日反復する
施術のあとには、色素の強い飲食物を控える期間があります。歯科医院で受ける方法では、この制限が数回に集中します。
一方、自宅で行う方法は毎日続けるため、制限も毎日繰り返されます。1回あたりは短くても、装着の時間帯と食事の時間帯が近いと、日々の生活の中で気を使う場面が増えます。この違いについては「ホワイトニング後の食事は何を避ける?制限の理由と、その場で判断できる2つの基準」でも触れています。
⑤やめても誰にも気づかれない
通院であれば、予約という形で外側から日程が入ります。行かなければ連絡もあります。
自宅では、止めても何も起こりません。誰かに指摘されることも、予定が空くこともない。続けるための外的な仕組みがないというのが、5つ目の原因です。
原因別の対処
原因が違えば、対処も違います。順に見ていきます。
| 原因 | 対処の方向 |
|---|---|
| ① 時間の確保 | 装着のタイミングを固定する/濃度と時間の組み合わせを変える |
| ② 実感が持てない | 確認の方法と、到達までの目安を先に決めておく |
| ③ 判断できない | 相談できる先を確保する/手順を先に把握する |
| ④ 食事制限 | 装着の時間帯を食事とずらす |
| ⑤ 仕組みがない | 月単位で判断できる形にする/期限を作る |
①時間の確保
まず、装着のタイミングを固定します。毎日違う時間に始めようとすると、そのつど判断が必要になり、抜けやすくなります。
もうひとつの手として、濃度と装着時間の組み合わせを変える方法があります。この2つは交換関係にあり、濃度が高ければ短時間、低ければ長時間という設計になっています。まとまった時間を取りにくい場合は、この調整を相談できます。詳しくは「ホームホワイトニングのジェルとは?成分・濃度の違いと、選ぶのではなく決まる理由」で説明しています。
②実感が持てない
変化を確認する方法を、始める前に決めておきます。同じ場所、同じ明るさで記録を取ると、日々の印象に左右されずに比較できます。
あわせて、どのくらいの期間で何が起こるかの目安を先に持っておくことも有効です。目安がないまま「まだ変わらない」と感じるのと、「この時期はこのくらい」と分かっているのとでは、続けやすさが変わります。
③判断できない
相談できる先を確保しておくことが、この原因への直接の対処になります。しみたときに続けていいのかどうかの判断基準は「ホワイトニングで知覚過敏になる仕組み|原因別の対処法と、続ける・止めるの判断基準」で整理しています。
やり忘れた日の扱いや、トラブルが起きたときの対処は「ホームホワイトニングのやり方|ジェルの量・装着時間・使用後のケアを手順で解説」で具体的に説明しています。始める前に一度読んでおくと、迷う場面が減ります。
④食事制限
装着の時間帯を、食事の時間帯からずらすのが基本です。夕食のあと時間をおいてから装着する、あるいは装着を早めて食事を後ろにする、といった調整で重なりを減らせます。
⑤仕組みがない
外的な仕組みがないなら、作るという考え方があります。月単位で継続を判断する形にすれば、「今月は続けるか」という区切りが定期的に入ります。
もうひとつは、期限を作ることです。写真を撮る予定や人前に立つ機会が先にあると、そこまでという区切りができます。
手間の「形」がオフィスと違う
ここまでを踏まえると、2つの方法の違いは手間の総量ではなく、手間の形にあることが分かります。
| 歯科医院で受ける方法 | 自宅で行う方法 | |
|---|---|---|
| 手間の形 | 通院という手間が数回に集中する | 毎日の装着という手間が分散する |
| 1回あたりの負担 | 大きい(移動と時間) | 小さい(2時間の装着) |
| 続けるための条件 | 予約の日に行けること | 毎日の習慣にできること |
まとまった時間を作りにくいのであれば分散型が合いますし、日々の継続が苦手なのであれば集中型が合います。どちらが優れているかではなく、どちらの形を引き受けやすいかという選び方になります。
歯科医院で受ける方法の内容は「オフィスホワイトニングとは?1回でどこまで白くなる・所要時間・総額の目安を解説」で、選び方の軸は「ホワイトニングのおすすめは条件で変わる|5つの質問で自分に合う方法を選ぶ」で整理しています。
途中でやめた場合どうなるか
続かなかった場合にどうなるかを、先に知っておくと判断が軽くなります。
まず、それまでの変化が消えるわけではありません。分解された色素が元に戻るわけではないため、進んだ分は残ります。数日空いた程度であれば、その分だけ進みが遅れるという扱いになります。中断したときの再開については「ホームホワイトニングのやり方|ジェルの量・装着時間・使用後のケアを手順で解説」で説明しています。
費用の扱いは支払い方式によって変わります。まとめ払いの場合、未消化分の扱いは契約条件によります。月ごとに支払う形であれば、次回の決済日より前に連絡することで以降の支払いを止められるのが一般的です。
なお、診察・処方が済んだあとのキャンセルや返金は、医療行為の性質上お受けできません。この点は始める前に確認しておいてください。
※ホームホワイトニングは保険適用外の自由診療です。標準費用はマウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込))。期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。副作用・リスクとして、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。効果や感じ方には個人差があります。
続けられそうにない場合の選択肢
ここまで読んで「自分には向いていないかもしれない」と感じた場合も、選択肢はあります。
歯科医院で受ける方法に切り替える。 通院の手間はかかりますが、行けば進むという形になります。
併用する。 歯科医院で目標まで整えたあと、維持だけを自宅で行うという組み方もあります。この場合、自宅での装着頻度は白くする期間より下がります。
そもそもホワイトニングが必要かを確認する。 歯の色が気になる原因が表面の着色だけであれば、歯科医院でのクリーニングで対応できる場合があります。この場合、毎日の装着そのものが不要になります。原因の見分け方は「歯の黄ばみを取る方法は原因で変わる|表面の着色と内部の色の見分け方から解説」にチェック表を用意しています。
向いていないと分かることも、判断のひとつです。 始めてから止まるより、先に別の方法を選ぶほうが無駄が出ません。
東京新宿矯正歯科での備え
当院の構成を、先ほどの5つの原因に対応づけてご説明します。
判断を自分でしなければならない点(原因③)については、24時間のLINEサポートと、ビデオ通話での相談体制をご用意しています。しみたとき、やり忘れたとき、迷った時点で確認できます。また、ホワイトニングキットには知覚過敏抑制剤を同梱しているため、症状が出たときに手元で対応できます。
続けるための仕組みがない点(原因⑤)については、月ごとの継続という形をとっています。費用はマウスピースをお持ちの場合が月々11,000円(税込)、お持ちでない場合は初月22,000円(税込・マウスピース作成込み)で次月以降が11,000円(税込)です。定期便は次回決済日の前日までにLINEでご連絡いただければ解約できます。合わなかった場合の出口があるため、判断を先送りせずに始められます。
マウスピースの作成が必要な場合のみ来院となり、歯型スキャンの所要は約15分です。それ以降の通院は不要で、来院は最低1回※です。
※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります
※ホームホワイトニングは保険適用外の自由診療です。標準費用はマウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込))。期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。副作用・リスクとして、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。効果や感じ方には個人差があります。
歯科医院で受ける方法もご用意しているため、続けることが難しいと分かった時点で切り替えることもできます。
ホームホワイトニングのデメリットに関するよくある質問
毎日できなくても効果はありますか?
効果がなくなるわけではありません。ただし、進み方はゆるやかになります。目標に届くまでの期間が延びる、という形で現れます。抜けた日があっても、それまでの変化が消えるわけではないため、続けられる範囲で進めていく形になります。
途中でやめたら、それまでの分は無駄になりますか?
無駄にはなりません。分解された色素が元に戻るわけではないため、進んだ分は残ります。ただし、その後は時間とともに少しずつ色が戻っていきます。再開する場合、初回と同じ負担にはなりません。
変化が感じられません。続けるべきですか?
毎日見ている歯の変化は認識しづらいものです。同じ場所と明るさで記録を取ると、比較しやすくなります。そのうえで、目安とされる期間を過ぎても変化がない場合は、原因が別にある可能性もあります。一度相談してみてください。
歯科医院で受ける方法とどちらが負担が少ないですか?
負担の総量ではなく、形が違います。歯科医院で受ける方法は通院という手間が数回に集中し、自宅で行う方法は毎日の装着という手間が分散します。まとまった時間を作りにくいなら後者、日々の継続が苦手なら前者が合うことが多くなります。
続けられるか不安です。始める前に判断できますか?
完全に見通すことは難しいものですが、いくつか確認できます。1日2時間を確保できる時間帯があるか、装着のタイミングを固定できるか、迷ったときに相談できる先があるか。この3点が揃っていれば、続けられる可能性は高くなります。あわせて、続かなかった場合にどうなるか(費用の扱い・切り替えの可否)を先に確認しておくと、判断が軽くなります。
しみた場合はどうすればいいですか?
すぐに中止と決まるわけではありません。数日休む、知覚過敏を抑える薬剤を使う、濃度や装着時間を調整するといった対応で続けられる場合があります。ただし症状が強い場合や続く場合は、自己判断で続けずにご相談ください。
まとめ|判断すべきは1点に絞れる
ホームホワイトニングのデメリットとして挙げられる項目のうち、しみること、費用、色戻り、人工物、個人差は、歯科医院で受ける方法にも共通します。方法を変えても避けられないため、ホームを選ぶかどうかの判断材料にはなりません。
ホーム特有なのは、進行が自分の継続にかかっていることです。毎日の装着も、判断を自分ですることも、変化がゆるやかなことも、すべてここから来ています。これは意志の強さの問題ではなく、構造の問題です。
だからこそ、続かなくなる原因を分解して手を当てる価値があります。時間の確保、実感の持ち方、判断できる先の確保、食事制限との重なり、続けるための仕組み。この5つのうち自分に効きそうなものが分かれば、続けられる可能性は上がります。そして、続かなかった場合の出口を先に確認しておけば、始める判断そのものが軽くなります。
東京新宿矯正歯科のホワイトニング
各線「新宿駅」から徒歩5分。クリニックで施術する「オフィスホワイトニング」と、自宅で続ける「ホームホワイトニング」の両方に対応しています。目指す白さや生活スタイルに合わせて、当日ご相談のうえプランをお選びいただけます。
| メニュー | 費用(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| オフィスホワイトニング (スタンダードプラン) | 4,980円〜 (3回施術の総額 14,940円) | 過酸化水素配合のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します |
| オフィスホワイトニング (ブーストプラン) | 16,500円 | 過酸化水素35%のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します |
| ホームホワイトニング | 初月11,000円 (マウスピースをお持ちでない場合は初月22,000円) 次月以降 11,000円/月 | オンライン診療のうえ、オーダーメイドマウスピースとホワイトニングジェル(濃度10%)を自宅へ配送します |
※オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングはいずれも保険適用外の自由診療です。
※オフィスホワイトニングで使用するホワイトニング剤は国内未承認医薬品です。国内で同等の承認医薬品はありません。米国の正規輸入商社を通じて入手しており、米国FDAにおいて安全性が確認されています。
※リスク・副作用:個人差がありますが、一時的に歯がしみる場合があります。本製品による副作用は、国内医薬品副作用救済制度の対象外です。ホームホワイトニングでは、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。
※詰め物・被せ物・差し歯には十分なホワイトニング効果は期待できません。
※効果の程度・持続期間には個人差があります。ホームホワイトニングの標準費用は、マウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合)。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込)がかかります。
※期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、診療にもとづいて決定されます。
