MENU

ホワイトニングと口臭の関係|「良くなった」と言われる正体は別の工程にある

歯の色と口臭は、どちらも人と近い距離で話すときの気がかりとして並びます。だから、まとめて解決できるなら都合がいい。そう考えるのは自然なことです。ところが調べてみると、「ホワイトニングで口臭も良くなる」と書いてある記事と、「口臭は治らない」と書いてある記事の両方が出てきます。

先に結論を書きます。口臭の原因のうち、ホワイトニングによって変わるものはほとんどありません。歯の色そのものは、臭いの原因ではないためです。ただし、「良くなった」と言われるのには別の理由があります。そしてもうひとつ、受けたあとに口臭が気になり始めた場合にも、説明のつく理由があります。この記事では、その両方を扱います。

目次

この検索には、2つの立場が混ざっている

同じ言葉で調べていても、状況が違います。

立場知りたいこと
A. これから受ける人ホワイトニングをすれば口臭も良くなるのか
B. 受けたあとの人ホワイトニングをしてから口臭が気になるのはなぜか

多くの記事はAにだけ答えています。ただ、Bの状況には別の説明が必要です。順に見ていきます。

口臭の原因のうち、ホワイトニングで変わるものはあるか

まずAから。口臭の原因はひとつではありません。原因ごとに整理します。

口臭の原因ホワイトニングで変わるか
歯ぐきの炎症・むし歯変わらない(先に確認が必要になる場合がある)
舌の表面の汚れ変わらない
口の中の乾燥変わらない
飲食物・生活習慣によるもの変わらない
歯垢・歯石施術前の清掃の工程で減ることがある
歯の色変わる(ただし、色は臭いの原因ではない)

変わるのは歯の色だけで、その色は口臭の原因ではありません。ホワイトニングの薬剤が働きかけるのは歯の内部にある色素であって、口の中の細菌に対して働くものではないためです。

なお、「ホワイトニングをすると歯の表面が滑らかになって汚れがつきにくくなる」「薬剤が歯ぐきの健康を改善する」といった説明を見かけることがあります。ただ、これらは十分な根拠が確立しているとは言えないとされているため、この記事では採用していません。

そのうえで、表の中にひとつだけ「減ることがある」と書いた行があります。ここが次の話です。

「口臭が良くなった」と言われる正体

歯科医院でホワイトニングを受けるとき、薬剤を塗る前に歯の表面を清掃する工程が入ります。薬剤が歯の面に届きやすくなるようにするためです。

この工程で、歯垢などが取り除かれます。その結果として、口の中の状態が変わり、臭いにも変化を感じる場合があります。

つまり、変化しているのはホワイトニングの部分ではありません。その前の清掃の部分です。

ここから、実用的な結論がひとつ出てきます。臭いの原因が歯垢や歯石にある場合、クリーニングだけを受けても同じことが起こりえます。歯を白くする必要がないなら、そちらのほうが目的に合っています。ただし、口臭の原因は他にもあるため、何が関係しているかによって結果は変わります。

クリーニングは、目的によって保険が使える場合と使えない場合に分かれます。その線引きは「ホワイトニングに保険は使える?対象外の理由と、同じ来院で保険が使える部分」で説明しています。また、歯の色の悩みが表面の着色によるものなのか内部の色によるものなのかで、必要な方法が変わります。その見分け方は「歯の黄ばみを取る方法|表面の着色と内部の色を分けて考える」に整理してあります。

ちなみに、この清掃の工程は、施術全体の中でも時間のかかる部分です。時間の内訳は「オフィスホワイトニングの時間は4つに分かれる|予定を組むのに必要なのは滞在時間」で扱っています。

受けたあとに口臭が気になった場合|3つの要因

ここからがBの話です。この状況には、考えられる要因が3つあります。

①口の中が乾きやすくなる

歯科医院での施術中は、口を開けた状態が続きます。自宅で行う方法では、マウスピースを2時間装着します。どちらも、口の中が乾きやすい状況です。

口の中が乾くと、唾液の分泌が減ります。唾液には口の中を洗い流す働きがあるとされているため、その働きが弱まると臭いが出やすくなることがあります。

対処としては、水分をとること、そして装着の前後に口をすすぐことです。装着中に水を飲んでよいかどうかを含めた扱いは「ホームホワイトニングのやり方|ジェルの量・装着時間・使用後のケアを手順で解説」で説明しています。

②飲食の回数が減る

ホワイトニングの期間中は、色の濃い飲食物を控えることになります。そうすると、口を動かす機会そのものが減ることがあります。

噛むことは唾液が出るきっかけになるので、その機会が減れば、①と同じ状況につながります。食事制限の考え方は「ホワイトニング後の食事は何を避ける?制限の理由と、その場で判断できる2つの基準」に整理してあります。

制限があるからといって、飲食を極端に減らす必要はありません。避けるのは色の濃いものであって、食事の回数ではありません。

③もともとあったものに気づいた

3つ目が、実はいちばん多い可能性があります。

ホワイトニングを始めると、口元への注意が上がります。鏡を見る回数が増え、自分の口の中を意識する時間が長くなります。そうすると、以前からあったものに気づくようになります。

これは、新たに生じたわけではないということです。似た現象は、白さのムラや斑点についても起こります。この構造は「ホワイトニングの「失敗」は4つに分かれる|ムラ・白い斑点の正体と直すべきもの」で扱っています。

この場合、必要なのは対処ではなく原因を確かめることです。気づいたこと自体は、悪いことではありません。

口臭が気になる状態で、ホワイトニングを受けていいのか

歯ぐきに炎症がある場合や、むし歯がある場合、先に確認や治療が必要になることがあります。薬剤の刺激で症状が強く出ることがあるためです。

つまり、口臭が気になっている状態は、口の中を確認する機会として使えます。ホワイトニングの相談に行ったときに、あわせて状態を見てもらうことができます。

治療とホワイトニングの順番については「ホワイトニングは虫歯があるとできない?順番を整理すると進め方が決まる」で、受けられる条件については「ホワイトニングができない人とは?「ずっとできない」と「今はできない」を分ける」で整理しています。

オフィスホワイトニングの詳細はこちら

色と口臭は、別々に扱ったほうが早い

どちらも「人と話すときの気がかり」としてひとまとめに感じられますが、原因も打ち手も別です。

そして、口臭にはもうひとつ難しい点があります。自分では程度を判定しにくいということです。自分の口の中の状態には慣れてしまうため、感じ方が実際とずれます。

だから、確認してもらうという方法しかありません。判断するのは歯科医師です。これは色についても同じで、自分の感覚では変化を測りにくいという点は共通しています。

口臭は相談しづらいテーマですが、歯科医院では日常的に扱っている内容です。ホワイトニングの相談のついでに聞く、という形でも構いません。

東京新宿矯正歯科での確認

当院で歯科医院での施術を受ける場合、来院時に口内と歯の色を確認する工程が入ります。ホワイトニングを進める前に、口の中の状態を見る流れです。

当院は矯正歯科のため、歯の色だけでなく口の中全体の状態を踏まえたうえで進め方をご案内できます。確認の結果、先に別の対応が必要と判断される場合は、その旨をお伝えします。必要な処置の内容によっては、かかりつけの歯科医院をご案内することがあります。

費用は、スタンダードプランが4,980円(税込)から(3回施術を受けた場合の総額は14,940円(税込))、ブーストプランが16,500円(税込)です。来院は最低1回※です。

※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります

※オフィスホワイトニングは保険適用外の自由診療です。使用するホワイトニング剤は国内未承認医薬品で、国内で同等の承認医薬品はありません。米国の正規輸入商社を通じて入手しており、米国FDAにおいて安全性が確認されています。リスク・副作用として、個人差がありますが一時的に歯がしみる場合があります。本製品による副作用は、国内医薬品副作用救済制度の対象外です。詰め物・被せ物・差し歯には十分なホワイトニング効果は期待できません。効果の程度・持続期間には個人差があります。

自宅で行う方法もあり、こちらはオンライン診療で歯の状態を確認したうえで処方します。費用は、マウスピースをお持ちの方が月々11,000円(税込)、お持ちでない方は初月22,000円(税込)です。ご相談は24時間対応のLINEで受け付けています。聞きにくいことを文字で伝えられる形なので、口臭のように相談しづらいテーマでは使いやすいと思います。

※ホームホワイトニングは保険適用外の自由診療です。標準費用はマウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込))。期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。副作用・リスクとして、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。効果や感じ方には個人差があります。

オフィスホワイトニングの詳細はこちら

ホワイトニングと口臭に関するよくある質問

ホワイトニングをすれば口臭も良くなりますか?

ホワイトニングが働きかけるのは歯の内部の色素で、口の中の細菌に対して働くものではありません。歯の色そのものは臭いの原因ではないため、色が変わっても臭いは変わりません。

ホワイトニングをしてから口臭が気になります

考えられる要因は3つあります。口の中が乾きやすくなること、飲食の回数が減ること、そして口元への注意が上がって以前からあったものに気づくことです。3つ目の場合は、新たに生じたわけではありません。原因を確かめる段階に進んでください。

口臭が気になるのですが、ホワイトニングを受けても大丈夫ですか?

歯ぐきの炎症やむし歯がある場合は、先に確認や治療が必要になることがあります。ホワイトニングの相談の際に、口の中の状態もあわせて見てもらうことをおすすめします。

自分の口臭の程度が分かりません

自分の口の中の状態には慣れてしまうため、感じ方が実際とずれます。判定は難しいので、確認してもらうという方法になります。判断するのは歯科医師です。

クリーニングとホワイトニングは何が違いますか?

クリーニングは歯の表面に付いた汚れや着色を取り除くもので、ホワイトニングは歯の内部の色に働きかけるものです。口臭が主な目的であれば、クリーニングのほうが目的に合っている場合があります。

マウスピースをつけていると口臭が出やすいですか?

装着中は口の中が乾きやすくなるため、そのように感じることがあります。装着の前後に口をすすぐこと、水分をとることで変わる場合があります。また、マウスピースの手入れが不十分な場合も影響します。

まとめ|色と口臭は別の問題。ただし入口は同じ

ホワイトニングと口臭の関係について、押さえておきたいのは3点です。

口臭の原因のうち、ホワイトニングで変わるものはほとんどありません。歯の色そのものが臭いの原因ではないためです。

「良くなった」と言われる正体は、施術前の清掃の工程にあります。変化しているのはホワイトニングの部分ではありません。だから、口臭のほうが主な目的なら、クリーニングだけでも同じことが起こりえます。

受けたあとに気になり始めた場合は、3つの要因が考えられます。口の乾燥、飲食の回数が減ること、そして口元への注意が上がって以前からあったものに気づくこと。3つ目の場合、新たに生じたわけではありません。

色と口臭は別の問題ですが、確認してもらう入口は同じです。どちらも自分では判定しにくいものなので、まとめて見てもらうのが早道になります。

東京新宿矯正歯科のホワイトニング
各線「新宿駅」から徒歩5分。クリニックで施術する「オフィスホワイトニング」と、自宅で続ける「ホームホワイトニング」の両方に対応しています。目指す白さや生活スタイルに合わせて、当日ご相談のうえプランをお選びいただけます。

メニュー費用(税込)内容
オフィスホワイトニング
(スタンダードプラン)
4,980円〜
(3回施術の総額 14,940円)
過酸化水素配合のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します
オフィスホワイトニング
(ブーストプラン)
16,500円過酸化水素35%のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します
ホームホワイトニング初月11,000円
(マウスピースをお持ちでない場合は初月22,000円)
次月以降 11,000円/月
オンライン診療のうえ、オーダーメイドマウスピースとホワイトニングジェル(濃度10%)を自宅へ配送します

※オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングはいずれも保険適用外の自由診療です。
※オフィスホワイトニングで使用するホワイトニング剤は国内未承認医薬品です。国内で同等の承認医薬品はありません。米国の正規輸入商社を通じて入手しており、米国FDAにおいて安全性が確認されています。
※リスク・副作用:個人差がありますが、一時的に歯がしみる場合があります。本製品による副作用は、国内医薬品副作用救済制度の対象外です。ホームホワイトニングでは、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。
※詰め物・被せ物・差し歯には十分なホワイトニング効果は期待できません。
※効果の程度・持続期間には個人差があります。ホームホワイトニングの標準費用は、マウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合)。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込)がかかります。
※期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、診療にもとづいて決定されます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次