インビザラインとは？向いている症例や費用・治療期間を紹介

世界で広く普及しているマウスピース矯正ブランド「インビザライン」。

どのような種類があり、費用・治療期間はどれくらいなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、インビザラインに向いている症例や、費用・治療期間をご紹介します。インビザラインを含むマウスピース矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

インビザイランとは？

インビザラインは、歯科先進国であるアメリカのアライン・テクノロジー社が開発・販売している、マウスピース矯正ブランドです。

インビザラインの特徴は、次のようなものがあげられます。

また、インビザラインにはさまざまな種類が用意されているのも特徴のひとつ。インビザラインの種類を詳しく見ていきましょう。

前歯のみや矯正後の後戻りを改善させるのに適したプランです。治療期間が短く、気になる部分だけ整えたいケースに向いています。

使用するアライナー(マウスピース)が、14枚以内で改善が見込める症例に適したプランです。枚数が少ないため全体矯正には不向きで、後戻りや部分的な矯正に向いています。

奥歯以外の20本の歯を対象にしたプランです。アライナーの上限は20枚で、軽度の症例や部分矯正に向いています。

奥歯を含むすべての歯が対象のプランで、片顎のアライナーの上限は26枚(両顎で52枚)です。インビザライン・ライトでは治療できない中度の症例に向いています。

中度から重度の症例に適したプランで、アライナーの枚数制限はありません。インビザラインのなかでもっともメジャーで、多くの方が選択しているプランです。

インビザラインには、ワイヤー矯正やほかのマウスピース矯正にはないメリットが得られる矯正方法です。

メリット	デメリット
プランが多いので幅広い症例に適応できる装置が透明で目立たないいつでも装置を取り外せる治療の前に3Dシミュレーションを確認できる	海外製品なので製作に時間がかかる場合があるプランが多くわかりづらいことも抜歯の代わりに歯を削ることがあるワイヤー矯正よりも適用範囲が狭い自己管理できないと治療がうまく進まない

インビザラインは得意な動き・不得意な動きがあるため、症例によってはワイヤー矯正のほうが適しているケースもあります。

治療できる症例	治療できない症例
ガタガタとした歯の乱れ歯と歯の間にすき間がある上下の強い噛み合わせ	骨格に問題がある複数本の抜歯が必要インプラントが入っている

インビザラインの特徴を踏まえると、次のような方に向いているといえます。

インビザラインはマウスピース矯正ブランドのなかでも適用範囲が広いため、ほかのブランドでは治療できない症例でも適応できることが少なくありません。そのため、中度から重度の症例で、マウスピース矯正を検討している方にもおすすめです。

インビザラインは、種類ごとに目安となる費用や治療期間が異なります。