「ホワイトニングのあとならうどん」と聞いて店に入ったところ、出てきたのは色の濃いつゆの一杯だった。麺は確かに白い。けれどつゆは明らかに濃い。これは食べていいのか、それとも避けるべきか。同席者を待たせていると、じっくり確かめる余裕もありません。
先に結論を書きます。うどんが選びやすいと言われるのは、麺そのものの話です。 実際の判断は、つゆで決まります。そしてつゆの色は3段階で見ると、目の前の一杯がどこに当たるかが分かります。トッピングでも変わりますし、食べ方で調整することもできます。順に整理します。
「うどんはOK」は半分だけ正しい
うどんが挙げられるのは、麺そのものに色素が少ないためです。これは事実です。
ただし、口に入るのは麺だけではありません。つゆがあり、トッピングがあり、薬味があります。これらを含めて見なければ、実際に口に入るものの色は分かりません。
これは、ホワイトニング後の食事全般に共通する原則です。素材ではなく、口に入るもの全体で見る。この考え方については「ホワイトニング後の食事は何を避ける?制限の理由と、その場で判断できる2つの基準」で整理しています。
うどんは、この原則がいちばん分かりやすく現れる例です。判断の主語は麺ではなく、つゆになります。
つゆの色は3段階で見る
つゆを3段階に分けると、判断がつきます。
| 段階 | つゆの例 | 判断 |
|---|---|---|
| 透明に近い | 白だし、薄口しょうゆベース | 選びやすい |
| 中間 | 一般的なめんつゆ | 量を控えめにすれば対応しやすい |
| 濃い | 濃口しょうゆベース、カレー | 避けるか、食べ方で調整する |
一般に、関東風のつゆは濃口しょうゆをベースにしており色が濃く、関西風は薄口しょうゆをベースにしているため色が薄い傾向があります。同じ「うどん」でも、地域や店によって色がまったく違うのはこのためです。
判断の目安
迷ったときは、「白いシャツにこぼしたらシミになりそうか」で考えてみてください。濃口しょうゆのつゆは、こぼせば落ちにくいはずです。白だしであれば、色の面ではそこまでではありません。
この目安は、うどんに限らずどんな食事でも使えます。
トッピングでも変わる
つゆが薄くても、トッピング次第で結果が変わります。
| トッピング | 見るべき点 |
|---|---|
| わかめ・ねぎ・卵・とろろ | 色が薄い |
| 天ぷら | 衣は白いが、天つゆにつけるかどうか |
| きつね(油揚げ) | 甘辛く煮てあり、色が濃いことが多い |
| 肉 | たれの色による |
天ぷらは、衣そのものは白いので選びやすく見えます。ただし、天つゆに浸して食べるのであれば、そのつゆの色が加わります。つゆに浸さずに食べるという選び方もあります。
きつねうどんの油揚げは、甘辛く煮てあるものが多く、色が濃くなっています。麺とつゆが薄くても、この部分は別に見る必要があります。
ここでも原則は同じです。素材の色ではなく、味付けの色を見るということになります。
カレーうどんは例外
「うどんはOK」と覚えていると、最も見落としやすいのがこれです。
カレーは色素の代表格として挙げられるものです。うどんという形態であっても、その点は変わりません。麺が白いことは、判断に影響しません。
同様に、赤いスープのもの、色の濃いたれで炒めたものなども、麺の色にかかわらず該当します。麺の種類ではなく、口に入るもの全体の色で判断してください。
食べ方で調整できる
外食では、出てきたものを選び直すことができません。ただし、食べ方で影響を小さくすることはできます。
つゆを飲まない。 これがいちばん効きます。麺に絡んだ分と、つゆを飲み干した分では、口の中に入る色素の量がまったく違います。
麺をつゆに長く浸さない。 絡む量を減らせます。
水を一緒に飲む。 口の中に残る時間を短くできます。
食べたあとに水で口をすすぐ。 これも同じ効果があります。
すでに食べてしまった場合も、それまでの変化が消えるわけではありません。できるだけ早く水で口をすすいでください。ただし、その直後に強い力で歯を磨くのは避けてください。歯の表面が回復の途中にあるためです。対処の詳細については「ホワイトニング後の食事は何を避ける?制限の理由と、その場で判断できる2つの基準」で説明しています。
外食とコンビニ・カップ麺での違い
同じうどんでも、調整できる余地が変わります。
外食の場合、つゆの濃さは店によって決まっています。選べるのは食べ方だけになります。
コンビニやカップ麺の場合、つゆが別添になっているタイプであれば、入れる量を調整できます。冷やしうどんでつゆにつけて食べるタイプも、つける量を減らせます。
つまり、制限期間中であれば、つゆを自分で調整できる形のほうが扱いやすいことになります。コンビニでの選び方全般については「ホワイトニング後にコンビニで選ぶ基準|商品リストより「白いのに避けるもの」を覚える」で整理しています。
制限期間の目安
いつまで気をつければいいのかも確認しておきます。
一般には、歯科医院で受ける方法で24〜48時間、自宅で行う方法で2時間程度とされることが多くなっています。ただし、使用する薬剤や施術の内容によって医院ごとに案内が異なります。受けた医院の指示を確認してください。
制限がある理由は、施術によって歯の表面をおおう膜が一時的に失われ、色素が入りやすい状態になるためです。仕組みについては「ホワイトニングで歯が白くなる仕組みは2つある|色素の分解と、一時的な見え方の違い」で説明しています。
なお、自宅で行う方法の場合、この制限が毎日繰り返されます。装着の時間帯を食事とずらすことで、判断の回数を減らせます。この点については「ホームホワイトニングのデメリットは1つに集約される|続かなくなる5つの原因と対処」で扱っています。
東京新宿矯正歯科の案内
制限の内容は、使用する薬剤や施術の内容によって医院ごとに異なります。当院の案内は次のとおりです。
歯科医院で受けるオフィスホワイトニングでは、施術後30分は色素沈着しやすいため飲食を避けていただいています。それ以外の食事制限はありません。過酸化水素を配合したホワイトニング剤を使用し、専用の照射器で8分の照射を2回行う施術内容にもとづく案内です。来院は最低1回※です。
※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります
※オフィスホワイトニングは保険適用外の自由診療です。使用するホワイトニング剤は国内未承認医薬品で、国内で同等の承認医薬品はありません。米国の正規輸入商社を通じて入手しており、米国FDAにおいて安全性が確認されています。リスク・副作用として、個人差がありますが一時的に歯がしみる場合があります。本製品による副作用は、国内医薬品副作用救済制度の対象外です。詰め物・被せ物・差し歯には十分なホワイトニング効果は期待できません。効果の程度・持続期間には個人差があります。
自宅で行うホームホワイトニングでは、マウスピースの装着中は飲食をしません。装着後の扱いについては、処方時の指示に従ってください。判断に迷うときは、LINEでご相談いただけます。
ホワイトニング後のうどんに関するよくある質問
うどんは食べていいですか?
麺そのものは色素が少ないため選びやすい部類に入ります。ただし判断はつゆで決まります。白だしや薄口しょうゆベースの透明に近いつゆであれば選びやすく、濃口しょうゆベースの色が濃いつゆは避けるか、食べ方で調整することになります。
濃いつゆのうどんを食べてしまいました
それまでの変化が消えるわけではありません。できるだけ早く水で口をすすぐか、水を飲んでください。ただし、その直後に強い力で歯を磨くのは避けてください。歯の表面が回復の途中にあるためです。
天ぷらうどんは大丈夫ですか?
衣そのものは白いため、色の面では選びやすい部類です。ただし、天つゆに浸して食べる場合はそのつゆの色が加わります。つゆに浸さずに食べる、あるいは浸す量を減らすという調整ができます。
そばはどうですか?
麺そのものに色があるため、うどんより色が濃くなります。加えて、そばつゆは濃口しょうゆベースであることが多く、つゆの色も濃くなる傾向があります。制限期間中であれば、うどんのほうが選びやすい場面が多くなります。
つゆは飲まないほうがいいですか?
制限期間中であれば、飲まないほうが口に入る色素の量を減らせます。麺に絡んだ分と飲み干した分では量が大きく違うためです。これは食べ方で調整できるいちばん効きやすい方法です。
制限は何時間ですか?
一般には、歯科医院で受ける方法で24〜48時間、自宅で行う方法で2時間程度とされることが多くなっています。ただし、使用する薬剤や施術の内容によって医院ごとに案内が異なります。受けた医院の指示を確認してください。
まとめ|見るのは麺ではなくつゆ
ホワイトニング後にうどんが選びやすいと言われるのは、麺そのものに色素が少ないためです。ただし、口に入るのは麺だけではありません。判断の主語はつゆになります。
つゆは3段階で見てください。白だしや薄口しょうゆベースの透明に近いもの、一般的なめんつゆ、濃口しょうゆベースやカレーの濃いもの。迷ったときは「白いシャツにこぼしたらシミになりそうか」で考えると判断がつきます。
トッピングでも変わります。天ぷらは衣ではなく天つゆを、きつねは油揚げの煮汁の色を見てください。そして、選べない場面でも食べ方で調整できます。つゆを飲まない、長く浸さない、あとで口をすすぐ。完全に避けられなくても、影響は小さくできます。
東京新宿矯正歯科のホワイトニング
各線「新宿駅」から徒歩5分。クリニックで施術する「オフィスホワイトニング」と、自宅で続ける「ホームホワイトニング」の両方に対応しています。目指す白さや生活スタイルに合わせて、当日ご相談のうえプランをお選びいただけます。
| メニュー | 費用(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| オフィスホワイトニング (スタンダードプラン) | 4,980円〜 (3回施術の総額 14,940円) | 過酸化水素配合のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します |
| オフィスホワイトニング (ブーストプラン) | 16,500円 | 過酸化水素35%のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します |
| ホームホワイトニング | 初月11,000円 (マウスピースをお持ちでない場合は初月22,000円) 次月以降 11,000円/月 | オンライン診療のうえ、オーダーメイドマウスピースとホワイトニングジェル(濃度10%)を自宅へ配送します |
※オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングはいずれも保険適用外の自由診療です。
※オフィスホワイトニングで使用するホワイトニング剤は国内未承認医薬品です。国内で同等の承認医薬品はありません。米国の正規輸入商社を通じて入手しており、米国FDAにおいて安全性が確認されています。
※リスク・副作用:個人差がありますが、一時的に歯がしみる場合があります。本製品による副作用は、国内医薬品副作用救済制度の対象外です。ホームホワイトニングでは、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。
※詰め物・被せ物・差し歯には十分なホワイトニング効果は期待できません。
※効果の程度・持続期間には個人差があります。ホームホワイトニングの標準費用は、マウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合)。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込)がかかります。
※期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、診療にもとづいて決定されます。