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ホワイトニング後の食事は何を避ける?制限の理由と、その場で判断できる2つの基準

コーヒーは1日に何杯も飲むし、会食では出てきたものを断るわけにいかない。そういう生活の中で「色の濃いものは避けてください」と言われても、実行できる気がしません。避けるべき食品の一覧を見るほど、自分には無理そうだという結論に近づいていきます。

ただ、この制限は「歯が弱っているから守ってください」という話ではありません。施術によって歯を色素から守っている膜が一時的に外れているため、その膜が戻るまでのあいだだけ気をつける、という性質のものです。期間限定であり、完全に断つ必要もありません。そして避けるものには基準が2つあり、それさえ分かれば一覧にないものもその場で判断できます。ここでは理由から順に整理します。

目次

なぜ食事制限があるのか

歯の表面には、唾液に含まれる成分でできた薄い膜があります。ペリクルと呼ばれるもので、外からの刺激や色素から歯を守る役割をしています。

ホワイトニングの薬剤は、この膜を通り抜けて歯の内部に届く必要があります。そのため施術の過程で、膜が一時的に失われた状態になります。膜は唾液の成分によって再び形成されますが、元に戻るまでには時間がかかります。

つまり、施術のあとしばらくは歯の守りが一時的に外れている状態です。この間に色の濃いものをとると、普段より色素が入り込みやすくなります。制限があるのはこのためです。

そして、膜が戻れば守りも戻ります。制限が期間限定なのは、この回復の時間に合わせているからです。歯が白くなる仕組みそのものについては「ホワイトニングで歯が白くなる仕組みは2つある|色素の分解と、一時的な見え方の違い」、ペリクルが失われることで起こる別の現象については「ホワイトニングで知覚過敏になる仕組み|原因別の対処法と、続ける・止めるの判断基準」で説明しています。

制限時間は方法で違う|その理由

制限の長さは、どの方法で行うかによって変わります。

方法制限時間の一般的な目安
歯科医院で受ける方法24〜48時間とされることが多い
自宅で行う方法2時間程度とされることが多い

差が大きいのは、薬剤の条件が違うためです。

歯科医院で受ける方法は、高い濃度の薬剤を短時間で作用させます。1回あたりの作用が強い分、膜の失われ方も大きくなり、回復に時間がかかります。

自宅で行う方法は、低い濃度の薬剤を時間をかけて作用させます。1回あたりの影響は小さいため、制限も短く設定されます。

ただし、自宅で行う方法は制限が反復する

ここは見落とされやすい点です。時間の長さだけを比べると自宅で行う方法のほうが軽く見えますが、この方法は毎日続けます

つまり、2時間の制限が1〜3ヶ月にわたって毎日繰り返されることになります。1回あたりは短くても、生活に与える影響は「48時間を数回」とは性質が違います。

夜に装着する場合、その前後2時間が制限にかかるため、夕食の時間帯と重なるかどうかで負担感が変わります。装着のタイミングについては「ホームホワイトニングのやり方|ジェルの量・装着時間・使用後のケアを手順で解説」で整理しています。

なお、上の数字は一般的な目安です。実際の制限時間は使用する薬剤や施術の内容によって医院ごとに異なるため、受けた医院の指示に従ってください。それぞれの方法の内容は「オフィスホワイトニングとは?1回でどこまで白くなる・所要時間・総額の目安を解説」「ホームホワイトニングとは?費用・期間・やり方と「通院なしでできる範囲」を解説」で説明しています。

避けるものには2つの基準がある

避けるべきものを一覧で覚えようとすると、際限がありません。実際には基準が2つあり、それで分類できます。

基準理由
① 色素が強いカレー、トマトソース、ケチャップ、醤油、ソース、チョコレート、ベリー類、ぶどう、赤ワイン、コーヒー、紅茶、緑茶守りが外れた状態の歯に色素が入り込みやすい
② 酸性度が高い炭酸飲料、柑橘類、酢の物、レモン水歯の表面が一時的にやわらかくなり、色素が入りやすくなる

基準①|色素が強いもの

こちらは想像しやすいものです。色の濃い飲食物には、歯に沈着しやすい色素が含まれています。

コーヒー、紅茶、赤ワインは代表格です。食べ物ではカレーやトマトソース、醤油やソースを使った料理が該当します。ベリー類やぶどうのように、色の濃い果物も同じです。

基準②|酸性度が高いもの

見落とされやすいのがこちらです。色が薄くても避ける対象になるものがあります。

炭酸飲料、柑橘類、酢を使った料理などは、口の中を一時的に酸性に傾けます。この状態では歯の表面がやわらかくなり、色素が入り込みやすい状態が重なります。

無色の炭酸水やレモン水も、この基準では対象に入ります。「色が濃いもの」だけを覚えていると、ここを見落とすことになります。歯の表面が一時的に変化する仕組みについては「ホワイトニングで歯がもろくなる?噂の出どころと、実際に歯を傷める行為の違い」で説明しています。

その場で判断する目安

外食や会食では、一覧を確認している余裕はありません。その場で使える目安を持っておくと現実的です。

色素については、「白いシャツにこぼしたらシミになりそうか」で考えると、おおよそ判断がつきます。カレーもコーヒーも赤ワインも、こぼせば落ちにくい。逆に、白米や豆腐をこぼしてもシミにはなりません。

酸性度については、「食べたあとに口の中がすっぱい感じが残るか」が目安になります。柑橘や酢の物、炭酸はここに当てはまります。

そして、どちらか迷うものが出てきた場合は、避けるか避けないかの二択にする必要はありません。量を少なめにする、水と一緒にとる、食べたあとに水で口をすすぐ。こうした対応で影響は小さくできます。

会食のように自分で選べない場面では、完全な回避より影響を減らす対応のほうが現実的です。

なお、コンビニで選ぶ場面ではこの2つの基準がそのまま使えます。棚の前での具体的な当てはめ方や、白く見えるのに避けたほうがよいものについては「ホワイトニング後にコンビニで選ぶ基準|商品リストより「白いのに避けるもの」を覚える」で整理しています。

ホワイトニングについて相談する

食べていいもの

制限期間中に選びやすいのは、色の薄いものです。

白米、うどん、パン、豆腐、白身魚、鶏肉、卵、バナナ、牛乳、ヨーグルト、じゃがいも。「白い・透明・色が薄い」で選べば、大きく外すことはありません。

ただし、ひとつ注意点があります。素材が白くても、味付けで色がつくことがあります

うどんは麺そのものは白いですが、つゆの色によっては対象になります。この判断のしかたは「ホワイトニング後にうどんは食べていい?判断するのは麺ではなくつゆ」で詳しく整理しています。鶏肉も、照り焼きのたれや味噌だれを使えば色素を含みます。豆腐に醤油をかければ同じです。

見るべきは素材ではなく、口に入るもの全体です。調味料まで含めて考えると、判断がずれにくくなります。

守れなかったときの対処

制限期間中にうっかり食べてしまうことはあります。その場合にどうなるかを書いておきます。

まず、それまでの変化が消えるわけではありません。歯の内部で分解された色素が元に戻るわけではないためです。起こりうるのは、表面に色素がつきやすい状態で色の濃いものをとったことによる、新たな着色です。

対処としては、できるだけ早く水で口をすすぐ、あるいは水を飲むことです。口の中に残る時間を短くするだけでも違います。

このとき、すぐに強く磨くのは避けてください。歯の表面が回復の途中にあるため、強い力で磨くと摩耗につながる可能性があります。時間をおいてから、やわらかめの歯ブラシで力を入れずに磨くほうが無難です。

そして、仮に色がついたとしても、その後のケアや次回の施術で対応できます。厳密に守れないから始められない、という判断にはなりません

制限期間が終わったあと

膜が再形成されれば、制限は解除されます。以降は通常どおりの飲食に戻れます。

ただし、色の濃いものを日常的にとっていれば、色戻りは早くなります。これは制限というより、白さをどのくらい保ちたいかという話になります。

ここでも、完全に断つ必要はありません。飲んだあとに水で口をすすぐ、ストローを使って歯に触れる量を減らす、だらだらと長時間かけて飲まない。こうした習慣だけでも、蓄積のペースは変わります。

色戻りのペースと、次に整えるタイミングの考え方は「ホワイトニングの頻度はどのくらい?白くする期間と保つ期間で変わるペースを解説」で整理しています。表面の着色と歯の内部の色の違いについては「歯の黄ばみを取る方法は原因で変わる|表面の着色と内部の色の見分け方から解説」で説明しています。

東京新宿矯正歯科の案内

ここまで一般的な目安を書いてきましたが、制限の内容は使用する薬剤や施術の内容によって医院ごとに異なります。当院の案内は次のとおりです。

歯科医院で受けるオフィスホワイトニングでは、施術後30分は色素沈着しやすいため飲食を避けていただいています。それ以外の食事制限はありません。過酸化水素を配合したホワイトニング剤を使用し、専用の照射器で8分の照射を2回行う施術内容にもとづく案内です。来院は最低1回※です。

※通院回数は治療内容・個人の状態により異なります

※オフィスホワイトニングは保険適用外の自由診療です。使用するホワイトニング剤は国内未承認医薬品で、国内で同等の承認医薬品はありません。米国の正規輸入商社を通じて入手しており、米国FDAにおいて安全性が確認されています。リスク・副作用として、個人差がありますが一時的に歯がしみる場合があります。本製品による副作用は、国内医薬品副作用救済制度の対象外です。詰め物・被せ物・差し歯には十分なホワイトニング効果は期待できません。効果の程度・持続期間には個人差があります。

自宅で行うホームホワイトニングでは、マウスピースの装着中は飲食をしません。装着後の扱いについては、処方時の指示に従ってください。

※ホームホワイトニングは保険適用外の自由診療です。標準費用はマウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込))。期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、オンライン診療にもとづいて決定されます。副作用・リスクとして、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。効果や感じ方には個人差があります。

なお、当院では歯科医院で受ける方法と自宅で行う方法の両方をご用意しています。制限が生活に合わないと感じる場合は、方法を変えるという選択もできます。進め方に迷うときは、LINEやビデオ通話でご相談いただけます。

ホワイトニングの空き日程を見る

ホワイトニング後の食事に関するよくある質問

制限は何時間ですか?

一般には、歯科医院で受ける方法で24〜48時間、自宅で行う方法で2時間程度とされることが多くなっています。ただし、使用する薬剤や施術の内容によって医院ごとに案内が異なります。受けた医院の指示を確認してください。

コーヒーはいつから飲めますか?

制限期間が明ければ飲めます。期間中にどうしても飲みたい場合は、量を控える、ストローを使う、飲んだあとに水で口をすすぐといった対応で影響を減らせます。なお、制限期間後も日常的に飲む場合は、色戻りが早くなる傾向があります。

どうしても会食がある場合はどうすればいいですか?

出てきたものを選べない場面では、完全な回避よりも影響を減らす対応が現実的です。色の濃いものは量を控えめにする、水と交互にとる、食後に水で口をすすぐ、といった方法があります。予定が分かっている場合は、施術のタイミングを会食のあとにずらすという調整もできます。

うっかり食べてしまいました。やり直しですか?

やり直しにはなりません。歯の内部で分解された色素が戻るわけではないため、それまでの変化は残ります。できるだけ早く水で口をすすいでください。ただし、その直後に強い力で磨くのは避けてください。歯の表面が回復の途中にあるためです。

色が薄ければ何でもいいですか?

2つの注意点があります。ひとつは、酸性度の高いものは色が薄くても対象になること。炭酸水やレモン水がこれにあたります。もうひとつは、素材が白くても味付けで色がつくこと。うどんのつゆや鶏肉のたれなどです。口に入るもの全体で見てください。

制限が終わったあとも気をつけることはありますか?

制限としては解除されますが、色の濃いものを日常的にとると色戻りは早くなります。完全に断つ必要はなく、飲んだあとに水で口をすすぐ、ストローを使う、時間をかけて飲まないといった対応で蓄積のペースは変わります。

まとめ|理由と基準が分かれば、生活は変えなくていい

ホワイトニング後に食事制限があるのは、歯を色素から守っている膜が一時的に失われているためです。歯が弱っているからではなく、守りが外れているから。だから膜が戻れば制限も解除されます。

避けるものには2つの基準があります。色素が強いものと、酸性度が高いもの。この2つを覚えておけば、一覧にないものもその場で判断できます。目安としては「白いシャツにこぼしたらシミになりそうか」と「食べたあと口がすっぱい感じが残るか」で考えると分かりやすくなります。

そして、完全に断つ必要はありません。量を減らす、水と一緒にとる、あとで口をすすぐ。こうした対応で影響は小さくできますし、うっかり食べてしまってもそれまでの変化が消えるわけではありません。制限の内容は医院や方法によって異なるため、まずは受ける医院の案内を確認したうえで、生活に合う方法を選んでみてください。ホワイトニングで起こりうる不利な面の全体像は「ホワイトニングのデメリット一覧|一時的なもの・続くもの・対処できるものに分けて解説」にまとめています。

東京新宿矯正歯科のホワイトニング
各線「新宿駅」から徒歩5分。クリニックで施術する「オフィスホワイトニング」と、自宅で続ける「ホームホワイトニング」の両方に対応しています。目指す白さや生活スタイルに合わせて、当日ご相談のうえプランをお選びいただけます。

メニュー費用(税込)内容
オフィスホワイトニング
(スタンダードプラン)
4,980円〜
(3回施術の総額 14,940円)
過酸化水素配合のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します
オフィスホワイトニング
(ブーストプラン)
16,500円過酸化水素35%のホワイトニング剤を塗布し、専用照射器で8分×2回照射します
ホームホワイトニング初月11,000円
(マウスピースをお持ちでない場合は初月22,000円)
次月以降 11,000円/月
オンライン診療のうえ、オーダーメイドマウスピースとホワイトニングジェル(濃度10%)を自宅へ配送します

※オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングはいずれも保険適用外の自由診療です。
※オフィスホワイトニングで使用するホワイトニング剤は国内未承認医薬品です。国内で同等の承認医薬品はありません。米国の正規輸入商社を通じて入手しており、米国FDAにおいて安全性が確認されています。
※リスク・副作用:個人差がありますが、一時的に歯がしみる場合があります。本製品による副作用は、国内医薬品副作用救済制度の対象外です。ホームホワイトニングでは、補綴物が取れること、装着中や装着後に歯がしみること、口内炎・擦過傷の悪化等が生じる場合があります。
※詰め物・被せ物・差し歯には十分なホワイトニング効果は期待できません。
※効果の程度・持続期間には個人差があります。ホームホワイトニングの標準費用は、マウスピースをお持ちの場合11,000円〜33,000円(税込)、お持ちでない場合22,000円〜44,000円(税込)です(1〜3か月継続した場合)。4か月目以降も継続する場合は月々11,000円(税込)がかかります。
※期間・回数は治療内容や歯の状態により異なり、診療にもとづいて決定されます。

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