マウスピース矯正ですきっ歯を改善したいと考えているものの「効果はあるの？」「費用や期間はどれくらいかかる？」といった疑問から、治療をはじめるか迷ってはいませんか。
本記事では、マウスピース矯正で期待できる効果や治療費用、期間の目安などを徹底解説。
実際の改善症例も交えながら、すきっ歯を治療するための具体的な情報をお届けします。
すきっ歯とは？原因とリスクを理解しよう
すきっ歯とは、歯と歯の間に明らかな隙間がある状態を指します。医学用語では「空隙歯列（くうげきしれつ）」とも呼ばれ、主に前歯部分で見られることが多いです。
隙間が1〜2mm以上あると見た目にも影響を及ぼし、矯正治療を検討する方が増えます。
すきっ歯になる原因
すきっ歯を引き起こす原因には、さまざまなものが考えられます。以下は主な原因の一例です。
- 歯と顎のサイズの不均衡
歯が小さい、もしくは顎が大きい場合、歯と歯の間に隙間ができやすくなります。 - 舌の癖（舌突出癖）
舌で歯を押す癖があると、歯が外側に押し出され、隙間が広がることがあります。 - 指しゃぶりや口呼吸などの幼少期の習慣
特に指しゃぶりは前歯の隙間を広げる原因になることがあります。 - 歯周病
歯を支える歯槽骨が減少することで、歯が移動し隙間が生じることがあります。 - 永久歯の生え変わり不全
乳歯が早く抜けすぎる、もしくは永久歯が正しく生えない場合、隙間が残ることがあります。
すきっ歯を放置するリスク
すきっ歯をそのままにしておくと、見た目だけでなく、口腔内全体に影響を及ぼす可能性があります。以下はすきっ歯を放置することで起こり得る主なリスクです。
- 虫歯や歯周病のリスク増加
隙間に食べ物が詰まりやすくなり、清掃が難しいため、虫歯や歯周病になりやすくなります。 - 発音への影響
「サ」「ス」「シ」など、隙間を通る空気が原因で発音が不明瞭になることがあります。 - 噛み合わせの問題
噛む力が均等にかからないため、顎関節症や肩こりの原因になることがあります。 - 見た目に対するコンプレックス
笑顔や会話に自信が持てず、精神的なストレスを抱える場合があります。
マウスピース矯正ですきっ歯はどこまで治せる？
すきっ歯はマウスピース矯正が得意とする症例で、軽度～中程度の場合には高い効果が期待できます。
一方、重度のすきっ歯はマウスピース矯正のみでは十分な効果が得られないとが多いです。マウスピース矯正のみでの改善が難しい場合は、ワイヤー矯正など他の矯正方法が推奨されることもあります。
マウスピース矯正の適応は症例によって異なるため、適切な治療法を選ぶには専門医による精密な診断が欠かせません。初診では、3DスキャンやX線写真を用いて歯列を細かく分析し、自分の症状に最適な治療法を提案してもらいましょう。
当院では、マウスピース矯正ですきっ歯の改善が見込めるか診断するための精密検査を無料で実施しています。すきっ歯が気になる方はお気軽にご相談ください。
マウスピース矯正ですきっ歯を改善できた例
当院では、Oh my teethのマウスピース矯正を導入しています。
たとえば、以下の症例では4カ月・33万円ですきっ歯を改善できました。
こちらは上記症例写真の実際のシミュレーションです。このように当院のマウスピース矯正では。3Ｄモデルをつかって治療後の歯並びをご確認いただけます。見ていただいてわかるとおり、歯がしっかりと動いていることがわかります。
すきっ歯の症例はほかにもあるので、ぜひ以下も参考にしてみてください。
マウスピース矯正ですきっ歯を改善する場合の費用相場と目安期間
すきっ歯をマウスピース矯正で改善する場合、費用や期間は症例の難易度や治療範囲によって異なります。
ここでは目安となる費用や期間について解説します。
費用相場
マウスピースですきっ歯を矯正する場合の費用相場は以下のとおりです。
| 費用相場 | |
| 部分矯正 | 10万〜40万円 |
| 全体矯正 | 60万〜100万円 |
| 市販のマウスピース | 数千円〜数万円程度 |
マウスピース矯正には、上下の前歯に特化した「部分矯正」と、歯並びすべてを矯正する「全体矯正」があります。すきっ歯が前歯のみの場合は部分矯正で改善できる可能性が高く、比較的費用を抑えることが可能です。
市販のマウスピースは部分矯正よりも安いですが、十分な効果が得られない場合や歯ぎしり向けの商品がほとんどです。
すきっ歯の歯科矯正は、専門医の管理のもとで治療を進めることが大切です。
治療期間の目安
マウスピース矯正ですきっ歯を改善する場合、治療期間の目安は以下のとおりです。
| 治療期間の目安 | |
| 部分矯正 | 2ヶ月〜1年 |
| 全体矯正 | 1〜3年 |
治療期間を正確に把握するには、専門医の診断が必要です。初診で自分の症例に合った治療計画を立ててもらい、期間の見通しを確認しましょう。
マウスピースによるすきっ歯矯正の流れ
当院のマウスピース矯正ですきっ歯の治療を行う場合は、以下の流れで進めていきます。
1.予約
多くの矯正歯科は予約制になっているので、まずは初診を予約しましょう。
当院でマウスピース矯正をお考えの方は、以下からご予約ください。
2.初診・カウンセリング
当院へお越しいただいた後、まずはカウンセリングを行います。ここでは、患者様の歯並びの状態やお悩みを詳しく伺います。
「このすきっ歯はマウスピース矯正で治せる？」「できるだけ早くすきっ歯を治したい」など、まずはあなたの歯並びに対する悩みをお聞かせください。
3. 精密検査
次に、口腔内の精密検査を実施します。具体的には以下の検査が行われます。
- 口腔内スキャン：専用のスキャナーを使用して、歯列の3Dデータを取得します。
- レントゲン撮影：歯や顎の骨の状態を確認します。
- 写真撮影：顔貌や口腔内の写真を撮影し、治療前の記録とします。
これらのデータをもとに、歯科医師があなたの歯並びや口腔内の状態について説明を行います。
4. 診断結果の確認
精密検査の結果をLINEで最短即日にお届けします。診断結果では適合プラン、歯科医師からのコメント、あなたの歯並びが全方位からチェックできる3Dデータがご確認いただけます。
5. シミュレーションの確認
診断結果を確認し、ご理解とご納得をいただけましたら治療を開始します。お支払いから1週間前後で矯正完了後のイメージが確認できるシミュレーションをLINEにてお届けします。
6. マウスピースの装着・交換
シミュレーション承認後、2週間程度でご自宅へマウスピースをお届けします。完成したマウスピースを装着し、治療を開始しましょう。矯正中は毎日20時間以上マウスピースを装着し、1週間ごとに新しいマウスピースに交換します。
7. 保定期間
治療が完了し、歯並びが整った後は、後戻りを防ぐための保定期間に入ります。リテーナーと呼ばれる保定装置を装着し、歯の位置を安定させます。保定期間は個人差がありますが、一般的には1〜2年程度です。
マウスピースとすきっ歯に関するよくある質問(FAQ)
最後に、マウスピースとすきっ歯に関するよくある質問を紹介します。
Q：マウスピース矯正ですきっ歯になることはありますか？
A：正しく治療を進めれば、マウスピース矯正で新たにすきっ歯ができることは基本的にありません。
ただし、装着時間が不十分であったり、治療計画に従わない場合、歯が正しい位置に動かない可能性があります。矯正を開始する前にしっかりと治療計画を立て、定期的に歯科医師の診断を受けることが大切です。
Q：マウスピース矯正ですきっ歯を改善する場合は保険適用になりますか？
A：基本的に、マウスピース矯正は審美目的と見なされるため保険適用外（自由診療）となります。
ただし、噛み合わせに問題があり、機能的な改善を目的とする場合には、保険が適用される可能性もあります。具体的な適用条件に関しては来院時にお問い合わせください。
Q：マウスピースによるすきっ歯矯正は痛みがありますか？
A：マウスピース矯正は、歯が動く際に軽い痛みや違和感を感じることがあります。
特に新しいマウスピースに交換した直後は痛みを感じやすいです。ただ、通常は数日で慣れるケースがほとんどです。痛みが長期間続く場合はすぐにご相談ください。
当院ではオンラインでの矯正相談に対応しています。24時間365日受け付けておりますので、気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。
Q：マウスピース矯正とワイヤー矯正ではどっちが早くすきっ歯を治せますか？
A：治療期間は症例の程度や治療範囲によって異なります。
一般的にワイヤー矯正の方が早くすきっ歯を治せる場合があります。特に重度のすきっ歯や複雑な症例では、ワイヤー矯正が効果的です。
一方、軽度〜中度のすきっ歯であれば、マウスピース矯正でも比較的短期間で改善できることがあります。スピードよりも費用や見た目が気になる場合は、マウスピース矯正を検討することをおすすめします。
マウスピース矯正ですきっ歯を改善したい方は当院へご相談を
マウスピース矯正は、すきっ歯の改善が期待できる治療法の一つです。特に、軽度から中度のすきっ歯に向いており、日常生活でのストレスが少ない点が大きな魅力です。
費用や期間は症例によって異なりますが、部分矯正であれば比較的短期間かつ低コストですきっ歯の改善が目指せるでしょう。
なお、部分矯正と全体矯正のどちらが適しているかは、歯の状態や隙間の広さによって異なります。この判断には歯科医師の精密な診断が欠かせません。
当院はどの矯正方法が適しているか診断するための精密検査を無料で実施しています。すきっ歯にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
