部分矯正と全体矯正はどっちがいい？それぞれの特徴や違いを解説

部分矯正と全体矯正は、治療する範囲や費用が異なります。

本記事では、部分矯正と全体矯正の違いや、メリット・デメリットを比較。

「自分に合っている矯正方法がわからない…」
「部分矯正で治療できるのか知りたい」

このような悩みを解決しながら、部分矯正・全体矯正が向いている人の特徴を解説します。

「どの矯正方法にするか決められない」という方は、ぜひ参考にしてください。

部分矯正と全体矯正の3つの違い

部分矯正と全体矯正の違いは、大きく分けると3つあります。

①治療する範囲が違う
②治療費用が違う
③矯正期間が違う

部分矯正と全体矯正は、歯の治療ができる範囲が違います。それぞれの治療範囲は以下の通りです。

部分矯正	主に前歯の12本分までを矯正する
全体矯正	歯並びすべてを矯正する

部分矯正は主に前歯部分だけの治療に限られているため、奥歯や噛み合わせを改善したい場合は全体矯正が必要になります。

なお、ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらも、治療したい範囲に応じて部分矯正と全体矯正を選べます。

部分矯正と全体矯正は、治療費用が大きく異なります。それぞれの治療費用は以下が目安です。

部分矯正	10万円〜70万円
全体矯正	60万円〜170万円

一般的に部分矯正のほうが治療範囲がせまいため、費用が全体矯正の半分程度で済みます。予算を抑えて治療したい場合には、部分矯正がおすすめです。

ただし、値段だけで矯正の方法は決められず、噛み合わせや骨格的な問題がないかも考慮してください。場合によっては、全体矯正だけでなく外科手術が必要になることもあります。

部分矯正と全体矯正は治療に必要な期間が違います。

部分矯正	3ヶ月〜1年
全体矯正	1年〜3年

部分矯正で治療できる歯並びは、比較的軽度のほうが多いため、1年未満で治療が終えることが多いです。

逆に全体矯正は、歯並び全体を整えるため、治療に必要な期間もそのぶん長くなります。短くても1年ほどは必要なので、留学や結婚式などのイベントがある場合は、歯科医師に相談しましょう。

部分矯正と全体矯正は、どの矯正方法で治療するかによって費用が違います。それぞれを比較して、自分に合った矯正方法を選びましょう。

どの矯正方法を選んでも、部分矯正なら費用は全体矯正よりも抑えられます。ただし、審美性の高い裏側矯正は、治療費用が高くなりやすいので、予算に合わせて選ぶことが大切です。

また、マウスピース矯正のブランドによって値段は変わり、対応できる歯並びにも違いがあります。

当院が導入しているマウスピース矯正「Oh my teeth」では、部分矯正のプランもあるので費用を抑えたい方はぜひご検討ください。

部分矯正と全体矯正には、どちらにもメリット・デメリットがあります。

自分に合った矯正方法を選択するためにも、両方の特徴を知っておきましょう。

矯正方法を選ぶときは「治療期間・対応している歯並び・費用」などを考慮して、総合的に判断します。

ただ、矯正治療は種類や方法が多いため、迷ったら歯科医師に相談してみましょう。早いです。

メリット・デメリットを把握したうえで悩んでいる方は、当院でも無料カウンセリングを受け付けているのでお気軽にご予約ください。

部分矯正・全体矯正の選び方は、歯並びの状態や治療の目的がポイントになります。それぞれの治療が向いている人は以下の通りです。

部分矯正が向いている人	全体矯正が向いている人
・前歯だけを矯正したい・矯正の後戻りが気になる・1本だけ治療したい	・抜歯が必要である・骨格的な問題がある・噛み合わせが悪い

基本的に歯並びの乱れが大きいと、部分矯正での対応は難しいため全体矯正で治療します。前歯の1~2本だけ気になる部分があったり、歯並びの状態が軽いなら部分矯正でも対応できるでしょう。