口ゴボとはどんな状態?自分で確かめる方法や治し方を紹介

近年、SNSを中心に話題となっている「口ゴボ」というキーワード。

横顔の美しさを示す「Eライン」とセットで目にすることが多いですが、口ゴボとは一体どのような状態なのでしょうか。

今回は口ゴボの状態や原因、治し方について詳しく解説します。自分が口ゴボに当てはまるのかを確かめる方法も紹介しているので、「横顔美人になりたい」という方はぜひ参考にしてくださいね。

目次

口ゴボとは

口ゴボの女性の画像

口ゴボとは、顔を横から見たときに口元が前に飛び出している状態を指します。

口ゴボは正式な医療用語ではなく造語のため、「どれぐらい口元が出ていたら口ゴボか」という明確な定義があるわけではありません。

ただ一般的には、横顔の美しさを測る「Eライン(横顔における鼻先とあご先を結んだ線)」を判断基準とし、口先がEラインよりも出ている場合は口ゴボと判断される場合が多いです。

口ゴボか自分で確かめる方法

自分が口ゴボであるかは、鼻先とあご先に人差し指を当てることで確かめられます。口元が人差し指に当たる場合は、口ゴボである可能性が高いです。

また、口を閉じたときの状態で確かめることもできます。

  • 下あごの先端にしわができる
  • 鼻の下が長くなる
  • 横顔を見ると下唇の下に溝ができている
  • 横顔を見ると口元が盛り上がっている

口を閉じたときにいずれかの状態が見られる場合は、口ゴボの可能性が疑われます。

口ゴボの原因

口ゴボの原因は大きく分けて「先天的要因」と「後天的要因」の2種類があります。

先天的要因

先天的要因とは、主に遺伝的な原因を指します。口ゴボになる先天的要因には、以下のものがあります。

  • 上あごの骨格が大きい
  • 下あごの骨格が小さい
  • あご全体が狭い
  • 下あごが前方に出ている
  • あごの骨格に対して歯が大きい

このように、あごの骨格のバランスが生まれつき悪い場合や、あごと歯の大きさのバランスが合っていない場合は口ゴボになりやすいです。

後天的要因

後天的要因は、生活習慣や日常的な癖などによるものです。口ゴボになる後天的要因には、以下のものがあります。

  • 指しゃぶり
  • 爪を噛む
  • 唇を噛む
  • 口呼吸
  • 舌で前歯を押し出す
  • よく噛まないで食べる
  • やわらかいものばかりを食べる

幼少期からあごの成長が完了するまでの期間において、このような習慣や癖がある場合は口ゴボになりやすいです。

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口ゴボの治し方

口ゴボは原因によって、適した治療方法が異なります。代表的な治療方法として挙げられるのは以下の通りです。

【歯並びが原因の口ゴボ】

  • ワイヤー矯正
  • マウスピース矯正
  • セラミック矯正

【骨格が原因の口ゴボ】

  • 外科的矯正
  • 美容整形

それぞれの治療内容について解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は歯にブラケットと呼ばれる矯正器具を装着し、そこにワイヤーを通して適切な力を加えながら歯を動かす矯正方法です。

ワイヤー矯正は大きく3種類あり、ブラケットを装着する位置や費用相場、治療期間の目安がそれぞれ異なります。

矯正方法表側矯正裏側矯正ハーフリンガル矯正
ブラケットの装着位置歯の表側歯の裏側(舌側)上の歯は表側下の歯は裏側
費用相場全体矯正60万~130万円100万~170万円80万~150万円
部分矯正30万~60万円40万~70万円35万~65万円
治療期間の目安全体矯正1~3年2~3年2~3年
部分矯正2ヶ月〜1年5ヶ月〜1年5ヶ月〜1年

マウスピース矯正

マウスピース矯正は形の異なる数十枚のマウスピースを段階に応じて装着し、適切な力をかけて徐々に歯を動かす矯正方法です。

マウスピース矯正の費用相場と治療期間の目安は以下の通りです。

【費用目安】

全体矯正:60〜100万円程度
部分矯正:10〜40万円程度

【治療期間の目安】

全体矯正:1年〜3年ほど
部分矯正:2ヶ月〜1年ほど

マウスピース矯正は基本的に抜歯を行わないため、軽度の口ゴボ治療に適しています(症例によっては抜歯をする場合もあります)。

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セラミック矯正

セラミック矯正は歯にセラミッククラウン(被せ物)をつけて、歯並びや歯の形を整える矯正方法です。

治したい歯やその隣の歯を削り、上から歯の形をしたセラミック製のキャップを被せます。

セラミック矯正の費用相場は、整える歯1本あたり5〜22万円です。そのため、例えば上の前歯6本を整える場合は、30〜130万円程度の費用がかかります。

治療期間の目安は比較的短く、2〜3ヶ月程度で口ゴボを改善できる場合が多いです。

外科的矯正

外科的矯正は文字通り、外科手術と歯科矯正を組み合わせた治療方法です。

骨格的な原因で口ゴボになっている場合、下あごの骨を切る外科手術が必要と診断される場合があります。

一般的には、術前矯正→外科手術→術後矯正という流れで治療を行います。

なお、外科的矯正を行うにあたって顎変形症と診断された場合は、保険適応で口ゴボの治療が行える可能性が高いです。

保険適用の場合の費用目安は50〜80万円程度です。治療期間は症例にもよりますが、2〜4年ほど必要です。

美容整形

口ゴボを治す美容整形でには、プロテーゼ(シリコン製の人工軟骨)を使用してあごや鼻の高さを変えたり、あごにヒアルロン酸を注入して輪郭を整えたりします。

費用相場や治療期間の目安は施術内容によって異なります。

自身が口ゴボか気になる場合は当院へご相談ください

自身が口ゴボかどうかは、セルフチェックである程度把握できます。ただ、どのような原因で口ゴボになっているかは、専門機関で診てもらわなければ判断が難しいです。

「もしかしたら自分は口ゴボかもしれない」と感じている方は、まず歯科クリニックに相談してみましょう。

東京新宿矯正歯科では、あなたの口ゴボがマウスピース矯正で治せるか、無料のカウンセリング・精密検査を実施しています。ぜひお気軽にご相談ください。

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