鏡を見て、上の前歯と下の前歯の真ん中がズレていたり、下の歯が半分以上隠れていたりしませんか？ 当てはまる場合、噛み合わせが悪い可能性が高いです。
正常でない噛み合わせは、放置するとリスクがあるため、早期の改善が重要になります。
本記事では、噛み合わせ矯正の治療方法や、治療のメリット・デメリットを解説。
噛み合わせが悪いことで起こる影響なども、詳しく解説しているので、歯並びが気になる方はぜひ参考にしてください。
噛み合わせの良い・悪いはどうやって判断する？
噛み合わせが気になる場合、矯正治療で改善が可能です。
噛み合わせのズレを放置すると、虫歯や肩こりなどさまざまな不具合が起きる可能性があるので、まずは歯並びの状態を確認しましょう。
また噛み合わせの良い・悪いという判断は、鏡を使ってセルフチェックが可能です。
よくない噛み合わせはどんな状態？
そもそも「噛み合わせが悪い状態」とは、理想とする歯列の並びからズレた状態を指します。
専門用語で「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼ばれます。ご自身の歯並びや噛み合わせが次のいずれかに当てはまるかどうか、確認してみましょう。
たとえば、噛み合わせが深くて前歯が目立つ状態や、前歯に隙間ができる噛み合わせなど、矯正が必要な歯並びもあります。
食べ物が噛みちぎりにくい場合や、発音に支障がでたりなど、そのままにしておくとさまざまなリスクを引き起こします。
いずれかの不正咬合に当てはまる場合は、一度歯科クリニックへ相談してみましょう。
噛み合わせの良し悪しを自分で確認する方法
噛み合わせが良いか悪いかを判断する方法として、いくつかのチェックポイントがあります。
・上の前歯と下の前歯の真ん中がズレている
・下の前歯が半分以上、上の前歯に隠れる
・前歯の隙間が目立つ
「正中線」と呼ばれる真ん中から歯がズレていたり、笑ったときに下の歯の半分以上が隠れていると、噛み合わせに問題がある可能性が高いです。
もし噛み合わせが気になる場合は、専門の歯科医師による検査が必要です。少しでも異常を感じた場合は、歯科クリニックでの相談をおすすめします。
噛み合わせが悪くなる原因とは
噛み合わせが悪くなる原因には、いくつかの要因があります。
・骨格的な遺伝
・毎日の生活習慣
・指しゃぶりなどの癖
たとえば骨格的にあごが小さかったり、歯の本数が多かったりなど、噛み合わせが悪くなりやすい条件もあります。
ほかにも毎日の生活習慣などが影響していて、頬杖をつく方や、歯ぎしりなどの圧力から歯のズレが発生しやすいでしょう。
よくない歯並びを放置するリスク
噛み合わせの矯正治療をせずに、悪いままにしていると、さまざまな症状を引き起こすリスクが高まります。
- 顔が歪む
- 顎関節症になりやすい
- 肩こりや頭痛の原因になる
- 虫歯や歯周病になりやすい
- 食べ物をよく噛めず胃腸に負担がかかる
歯並びの乱れは主に見た目に影響を及ぼしますが、噛み合わせの乱れは機能面で悪い影響を及ぼすことが多くなります。
噛み合わせを矯正するメリット
よい噛み合わせは見た目が改善されるだけでなく、全身の健康にもよい影響を与えます。
発音が明瞭になる
口呼吸が改善する(鼻呼吸になる)
咀嚼機能が向上する
歯周病のリスクが軽減する
歯並びが良くなることで、虫歯になりにくく、発音もわかりやすくなります。
正しい噛み合わせに矯正して、歯や全身の健康を維持しましょう。
噛み合わせを矯正する方法
噛み合わせを矯正する方法には、いくつか種類があります。
費用や期間などは、どの矯正方法を選ぶかによって違うため、比較してみましょう。
自分にあった矯正方法を選択することで、後悔のない矯正治療を行えます。
マウスピース矯正
| マウスピース矯正の費用 | 治療期間 |
| 10万～100万円 | 1～3年 |
マウスピース矯正は、透明で取り外しが可能なマウスピースを使用して、矯正する方法です。
この治療法は、目立たず快適に矯正ができる点が特徴です。特に軽度の噛み合わせのズレや歯並びの改善に適しており、日常生活に支障をきたしにくいメリットがあります。
ワイヤー矯正
| ワイヤー矯正の費用 | 治療期間 |
| 30万～100万円(表側矯正) | 2～3年 |
| 60万～150万円(裏側矯正) | 2～3年 |
ワイヤー矯正とは、歯に装着したブラケットに、ワイヤーを通して歯を動かす方法です。
適応できる症例が幅広いのが特徴で、歯並びのズレや噛み合わせの問題をしっかりと改善する効果があります。
ワイヤー矯正は大きく2種類にわかれ、歯の表側にブラケットを装着する「表側矯正」と、歯の裏側にブラケットを装着する「裏側矯正」があります。
どちらの噛み合わせ矯正でも、高い効果を発揮しますが、外見や装着感が少し気になる場合があるでしょう。
外科的治療
| 外科的治療にかかる費用 | 治療期間 |
| 50万～200万円(症例による) | 半年から1年 |
外科的治療は、あごの骨格に大きな問題がある場合に、外科手術で噛み合わせを改善する治療法です。
骨格的な問題が原因で、噛み合わせが大きくズレている場合に適していて、手術によってあごの位置を正しく整えます。
状態によっては外科的治療と歯科矯正を組み合わせることもあります。
噛み合わせの大きなズレや、あごの骨格に問題がある場合には、外科的治療が必要になることがあるでしょう。
補綴(ほてつ)治療
| 補綴治療の費用 | 治療期間 | |
| インプラント | 30万～50万円（1本あたり） | 3～6カ月 |
| ブリッジ | 10万～30万円 | 2~3週間 |
補綴治療は、歯の欠損や形の悪い歯を補う治療です。人工の歯やクラウン(かぶせもの)を使って治療します。
歯を一本ずつ動かす矯正治療とは異なり、噛み合わせを人工物で治療するため、比較的短期間で改善されます。
特に噛み合わせの不具合が、歯の形状や歯の欠損によって引き起こされている場合に有効です。
子どもと大人の噛み合わせ矯正の違い
子どもと大人の噛み合わせ矯正の違いは、おもに矯正の手法や目的が異なります。
子どもの噛み合わせ矯正では、あごの骨の正常な発育を促すのが目的です。
一方で大人の噛み合わせ矯正では、成長して移動しなくなった歯の位置を整えるのが目的です。
あごの成長を利用する子どもの矯正治療
子どもの噛み合わせ矯正では、あごの成長を利用しながら治療を進めます。歯の動きが大人よりもはやいため、見た目の変化が早期に見られます。
また治療期間や費用も、子どもの矯正治療のほうが比較的抑えられるのが特徴です。
小児矯正は1期治療と2期治療に分けられる
子どもの噛み合わせ矯正では、1期治療と2期治療に分けられ、あごの発達状態によって決定します。
| 1期治療 | 2期治療 | |
| 治療目的 | 永久歯を並べるスペースを確保する | 永久歯が生え揃った後、歯を動かして |
| 治療期間 | 1～3年程度 | 1～2年程度 |
子どもの年齢や歯並びの状態によって、治療方法は大きく変わります。
もし噛み合わせが気になる場合は、小児矯正の専門医に相談しましょう。
子どもの噛み合わせ矯正は保険適用されやすい？
子どもの噛み合わせ矯正は、一定の条件を満たした場合のみ保険が適用されます。
具体的には「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因する咬合異常である場合のみ、矯正が対象です。
| ＜保険適される疾患の例＞ ・唇顎口蓋裂 ・ゴールデンハー症候群 ・鎖骨頭蓋骨異形成 ・トリーチャー・コリンズ症候群など 引用：矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは |
このように子どもの噛み合わせ矯正は、すべてが保険適用されやすいわけではありません。
指定された国が認めている疾患のみ、保険内での治療が可能になります。
当院の矯正治療の流れ
当院では、マウスピース矯正「Oh my teeth」で矯正治療を行えます。
噛み合わせの矯正の流れは以下です。
①初回カウンセリング
②精密検査
③治療計画やシミュレーションの確認
④矯正治療スタート
⑤噛み合わせを改善する
初回カウンセリングでは、噛み合わせの改善や、気になる歯並びについても無料で歯科医師に相談できます。
本来の歯科矯正で行う精密検査では、10,000～65,000円程度は費用が必要ですが、Oh my teethは無料で検査が可能です。
マウスピース矯正での矯正をしたい方は、お気軽に無料診断へお越しください。
噛み合わせや歯並びのご相談は東京新宿矯正歯科へ
噛み合わせはお口の健康だけでなく、全身の健康にも大きく影響します。健康的な噛み合わせのためにも、定期的な検診と必要に応じて矯正治療を受けることも検討してみましょう。
東京新宿矯正歯科は、軽度から中度の矯正治療や、部分矯正に対応しているマウスピース矯正のOh my teethを取り扱っているクリニックです。
初回カウンセリングでは30分ほどでマウスピース矯正の適性診断ができ、無料で3Dスキャナーによる歯型スキャンも実施しています。診断結果は最短即日でLINEに送信されるので、はじめての矯正相談としてぜひご利用ください。
矯正治療を検討している方は、まずはお気軽にご相談くださいね。
