「マウスピース矯正に興味はあるけれど、デメリットや失敗リスクが気になる」という人は少なくありません。
マウスピース矯正は矯正装置が透明で目立たず、生活への影響が少ないと感じる方もいます※が、実際に治療を始める前に注意点や自分に向いているかどうかを知っておくことが重要です。
※感じ方には個人差があります。
本記事では、マウスピース矯正のデメリットを紹介していきます。
この記事を参考に、メリット・デメリットを踏まえた上でマウスピース矯正を検討してもらいたいです。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正のデメリットを7つ紹介します。
- 1日20時間以上の装着が必要
- 装置のお手入れに手間がかかる
- 奥歯の噛み合わせに関係する場合がある
- 基本的に保険は適用されない
- 適応しない症例がある
- 治療期間が長引くケースや後戻りのリスクがある
- 子どもの矯正には向かない場合がある
クリニックに相談する前に、どれも押さえておきたい注意点なので事前にチェックしておきましょう。
1日20時間以上の装着が必要
マウスピース矯正は、取り外し可能な矯正器具を装着することで、歯並びや噛み合わせの改善を目指す治療法です。
効果を期待するためには、1日20時間以上の装着が推奨されています。
睡眠時の装着や食事の時間も短く済ませないと、1日20時間の装着を達成するのは難しいです。
そのため会食や飲みの場に頻繁に行かれる方は、マウスピース矯正はハードルが高いかもしれません。
装着時間が短くなるとその分、治療期間が延びてしまう可能性があります。
まずは以下を参考に、1日の生活の中で20時間以上装着できるかどうかを客観的に考えてみましょう。
- 昼休みに歯磨きする環境はあるか
- 週に何回、会食や飲み会があるか
- 出張や移動中でも衛生的に着脱できるか
自分の生活習慣や仕事スタイルに当てはめてシミュレーションすることで、実際に継続できるかどうかを判断してみてください。
装置のお手入れに手間がかかる
マウスピースは、食事や飲み物のたびに取り外して清掃する必要があり、外出先ではケースや歯ブラシなどの準備も必要です。
手入れを怠ると、着色やニオイ、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。
特に外食の多い生活習慣や職業の場合は、この手間がストレスになりやすいです。
日常に無理なく取り入れられるかどうかを、事前に確認しておきましょう。
奥歯の噛み合わせに関係する場合がある
マウスピース矯正中はマウスピースの厚みが奥歯にかかり、歯茎方向に沈んでしまう可能性があります※。
※あくまでも一般的な可能性で、変化には個人差があります。
その結果、噛み合わせが悪くなる場合があります。
他にも歯が移動する過程で一時的に、噛み合わせが悪くなるケースもあります。
放置した場合、噛み合わせの不調和が続くことにつながるため、早めに医師に相談をしなければいけません。
基本的に保険は適用されない
マウスピース矯正は、基本的に保険適用外です。
保険を適用するには条件があり、病気や怪我の治療が対象となります。
マウスピース矯正は審美目的と判断されるケースが多いため、自由診療になりやすいです。
そのため高額治療になりやすいことは、デメリットといえます。
マウスピース矯正の目安は以下の通りです。
| 矯正装置 | 部分矯正 | 全体矯正 |
|---|---|---|
| マウスピース矯正 | 10~40万円 | 60~100万円 |
顎変形症など特定な症例でない限り、高額治療になることは念頭に置いておきましょう。
適応しない症例がある
マウスピース矯正は、全ての症例に対応できる矯正治療ではありません。
そのため診療後に、「マウスピース矯正はできない」と判断されるケースもあります。
マウスピース矯正が適用できるかどうかは、精密検査を行ったのち歯科医師による診断によって判断されます。
治療期間が長引くケースや後戻りのリスクがある
計画通りに歯が動かない場合、追加治療や通院が必要になります。
装着時間が不十分だったり、マウスピースの紛失・破損があると、予定よりも治療期間が延びやすいです。
また、治療後は保定装置を使用しないと歯が元の位置に戻る後戻りのリスクがあります。
治療期間の延長や後戻りを防ぐためには、自己管理を徹底し、歯科医師の指示に従いましょう。
子どもの矯正には向かない場合がある
マウスピース矯正は成人の歯列矯正に適していることが多く、成長途中の子どもには必ずしも最適とは限りません。
乳歯や永久歯の生え替わり中では、歯の動きが予測しにくく、治療計画の安定性が低くなるからです。
また、自己管理能力が十分でない場合、装着時間や手入れの遵守が難しく、効果が出にくい可能性があります。
子どもへの適応を検討する場合、まずは信頼できる歯科医師に相談してみましょう。
マウスピース矯正だけで矯正が難しい症例
マウスピース矯正は、対応可能な症例が限られているというデメリットがあります。
では実際にどんな症例だとマウスピースだけでは矯正が難しいのでしょうか。
重度の歯並びの悪さ
重度の歯並びの悪さは、マウスピース矯正では対応できないケースがあります。
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口(下顎前突)
- 口ゴボ
- 叢生
軽度なら対応できるものの、症例によってはワイヤー矯正や外科手術と組み合わせないと治療できないことがあります。
左右に顎がずれている
骨格の歪みによって左右に顎がずれていると、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼします。
この場合、顎の位置を治療する外科手術と矯正を組み合わせるケースが多いです。
マウスピースで矯正可能なのは、あくまで軽度の不正咬合に限ります。
適用の有無は歯科医師が診断を経て判断するので、まずはクリニックに相談することを推奨します。
マウスピース矯正が向いていない人の特徴
ここまでのマウスピース矯正のデメリットや難しい症例も踏まえて、向いていない人の特徴は以下です。
- 自己管理に自信がない人
- 重度の歯並びの悪さに悩んでいる人
- 骨格のずれに悩んでいる人
生活リズムが要因となって、1日20時間以上のマウスピースの装着が困難な方もいるでしょう。
また毎日の洗浄を怠ると、虫歯や歯周病を引き起こす可能性もある※ため注意が必要です。
※症例には個人差があります。
マウスピース矯正では適応外の症例もあるので、他の歯列矯正について知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

マウスピース矯正にはメリットもある
マウスピース矯正はデメリットもありますが、メリットもあります。
両方を把握した上で、自分に合っているかどうか検討してもらえたらと思います。
通院回数が比較的少ない場合がある
マウスピース矯正は、他の矯正方法と比較して通院回数が少なくなる場合があります。
さらに診断後、定期的な通院をせずに治療が可能な場合も、クリニックによってあります。
忙しい方や通院が億劫な方でも、矯正が行えるのは大きなメリットと言えます。
ただ、症例によって追加来院が必要となる場合もあるので、通院回数が増える可能性もゼロではないのは注意が必要です。
比較的、値段を抑えて治療できる場合がある
マウスピース矯正は保険適用外の自費診療となりますが、症例や治療範囲によっては、他の矯正方法と比較して費用負担を抑えられるケースがあります。
重度の不正咬合を除き、コスト面での負担を軽減しやすいです。
しかし、歯並びの状態によっては他の矯正方法と同程度または高額になる場合もあります。

当クリニックが提供するマウスピース矯正「Oh my teeth」は、矯正を始める前に自分に合った治療法かどうかをご確認いただけます。
Oh my teethの特徴
- 透明で目立たない※マウスピース矯正を提供
※感じ方には個人差があります。 - オンラインで無料相談や進捗管理が可能※
※症例によって通院が必要になる場合があります。 - 歯科医師が治療プランを提案し不安の解消をサポート
生活スタイルや歯並びに合わせたプランを選べるため、仕事や日常への影響を抑えながら治療を進められます。
まずは無料相談で、自分に合った矯正方法をチェックしてみましょう。
マウスピース矯正はクリニックや治療方針によって特徴が異なるため、当院に限らず複数の選択肢を比較検討したうえで、ご自身に合う治療方法を選ぶことが大切です。
Oh my teethの予約フォームにジャンプします
※マウスピース矯正(Oh my teeth含む)の主なリスク: 虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・矯正後はリテーナーの着用を推奨。
矯正器具が目立ちにくい
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて器具が目立ちにくい※です。
※感じ方には個人差があります。
マウスピースは、厚さ1.0mm以下の透明なプラスチック製の器具です。
マウスピースは、オーダーメイドで歯の特徴に合わせて精密に作られるため見た目の違和感を軽減※できます。
※あくまでも一般的な考え方で感じ方には個人差があります。
大事な面接や食事のタイミングでは簡単に取り外しが可能なので、周囲に気づかれるリスクが軽減できる場合があります。
口腔内を清潔に保ちやすい
マウスピース矯正は、いつでも取り外して簡単に洗浄が可能です。
歯磨きも普段通りにできるので、口腔内を清潔に保ちやすいです。
マウスピースは、毎回掃除するのが手間というデメリットはありますが、治療中に虫歯や歯周病になるリスクを下げることができます※。
※あくまでも一般的な考え方で全ての方に当てはまるものではありません。
ワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が比較的少ない
ワイヤー矯正に比べ、マウスピース矯正は痛みや違和感が比較的少ない※場合があります。
※感じ方には個人差があります。
薄く柔軟な素材で作られているため、装着時の不快感が少ないと感じやすいのが特徴です。
ただし、矯正開始時や新しい装着に変えた直後は歯に圧迫感を感じることもあります。
痛みや違和感の程度は治療方法や個人差によって異なるので、少しでも気になったことがあれば歯科医師に相談するのが大切です。
金属アレルギーのリスクが低い
マウスピース矯正は、金属アレルギーの方でも低リスクで治療に臨むことができます※。
※感じ方には個人差があります。
素材はプラスチックやシリコンが多いです。
ワイヤー矯正で使われる金属製のブラケットによる皮膚や口内のかゆみや炎症が起こる心配が少ないため、矯正治療にチャレンジしやすい点は、金属アレルギーの人にとって、大きなメリットと言えます。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い
マウスピース矯正とワイヤー矯正はそれぞれ特徴が異なります。
以下の表で一般的な違いを比較しました。
| 項目 | マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
|---|---|---|
| 見た目 | 透明で目立ちにくい | 金属ブラケットが目立つ |
| 取り外し | 可能 | 不可 |
| 痛み・違和感 | 比較的少なめ | 装着初期は痛みや口内の違和感が強い場合あり |
| 食事制限 | ほとんどなし | 固いものや粘着性の食べ物は注意 |
| 衛生管理 | 歯磨き・洗浄が容易 | ブラケット周囲の清掃が難しい |
歯を矯正する目的は同じですが、使用感や制限などは大きく異なります。
どちらが自分に適しているかは自己判断は難しいので、まずは歯科医師に相談してみてください。
マウスピース矯正のデメリットに関するよくある質問
マウスピース矯正のデメリットに関するよくある質問を紹介します。
マウスピース矯正の欠点は何ですか?
マウスピース矯正の主な欠点として、以下の点が挙げられます。
- 1日20時間以上の装着が必要:装着時間が不足すると、計画どおりに歯が動かず、治療期間が延びる可能性があります。
- 自己管理が求められる:食事のたびに取り外し・洗浄が必要で、清掃を怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
- 適応できない症例がある:歯並びや噛み合わせの状態によっては、マウスピース矯正のみでの対応が難しい場合があります。
- 治療中に違和感や痛みを感じることがある:新しいマウスピースに交換した直後など、一時的に圧迫感や痛みを感じる方もいます。
※感じ方には個人差があります。 - 自由診療となるケースが多い:多くの場合、保険適用外となるため、費用面の負担が生じます。
マウスピース矯正にはメリットもありますが、生活習慣や歯並びの状態によっては負担に感じる点もあります。
ご自身のライフスタイルに合っているかを事前に確認することが大切です。
歯列矯正をやらないほうがいい人は?
歯列矯正は多くの方にとって有効な治療法ですが、以下のような場合は慎重な検討が必要です。
- 装着時間や通院などの自己管理が難しい方:マウスピース矯正は特に、装着時間の管理が治療結果に大きく影響します。
- 重度の歯並び・骨格のズレがある方:状態によっては、マウスピース矯正のみでの改善が難しく、ワイヤー矯正や外科的治療の併用が検討される場合があります。
- 歯周病などの口腔内トラブルが未治療の方:炎症が強い状態のまま矯正を始めると、症状が悪化する可能性があります。
- 長期間の治療継続が難しい環境の方:転勤や長期出張などで定期的なフォローが受けにくい場合は、治療計画に影響することがあります。
歯列矯正が可能かどうか、どの治療法が適しているかは、歯並びやお口の状態によって異なります。
自己判断は避け、歯科医師の診察を受けたうえで検討することを推奨します。
マウスピース矯正で失敗したと感じるケースは?
マウスピース矯正は、歯並びの調整を目指す治療法ですが、以下のような場合に「思ったような結果にならなかった」と感じることがあります。
- 装着時間が不足していた場合:指示された装着時間を守れないと、歯の動きが不十分になり、治療期間が延びたり仕上がりに差が出ることがあります。
- 適応外の症例だった場合:歯並びや噛み合わせの状態によっては、マウスピース矯正のみでは十分な改善が得られないことがあります。
- 治療後の保定装置(リテーナー)を正しく使用しなかった場合:矯正後に保定を行わないと、歯が元の位置に戻る「後戻り」が起こる可能性があります。
- 事前の説明とイメージに差があった場合:治療には個人差があり、期間や仕上がりの程度が当初のイメージと異なると「失敗した」と感じてしまうことがあります。
こうしたミスマッチを防ぐためには、治療計画や注意点を理解したうえで治療を開始するのが大切です。
まとめ
この記事では、マウスピース矯正のデメリットや向いていない人の特徴を紹介してきました。
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着や毎日の洗浄など、自己管理が苦手な方にとって継続を妨げるデメリットがあります。
また重度の歯並びの乱れに悩んでいる方は、マウスピースが適用外の可能性が高いです。
まずはクリニックでマウスピース矯正ができるかどうか判断してもらいましょう。
当クリニックでは、矯正開始後はオンラインで経過管理を行うケースが多く※、通院回数を抑えた治療体制を整えています。
※症例や治療経過によっては、追加の通院や対面診療が必要となる場合があります。
「マウスピース矯正は気になるけど本当に自分ができるかな…」と不安な方は、まずは気軽に無料相談にご来院ください。
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